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ラブリーファンタジー  作者: 由自不
アナザーライン(仮タイトル)
75/83

27 フラグ回収は突然に。。。

大量生産してきたとはいえ予想よりはるかに多すぎるスライムの群れに俺達は早々に白旗をあげざる得なかった。


消滅の魔剣では全然足りなかったのである。


危ない策なのでやりたくはなかったが今は最前線を深雪が全てを消滅させるハンマーの妖術で削れるだけ削って疲れたら後方に下がって休憩という全体で見ればわずかばかりの殲滅とエリーゼによる栄養の反対方向への投下による遅滞行動によって時間を稼いでるのが現状だ。


時折届く消滅の魔剣は焼け石に水のようにきたらきた分だけ消耗されてくが少しずつ確実に減ってるのが唯一の救いという状態だった。


駄目もとで俺もスライムを様々な属性で攻撃してみるもやはり効果が薄いのと奴らも学習してるようで倒したスライムの半分は収納前に回収されてしまうのだ。


とにかく殲滅力が圧倒的に足りない。


毎日のように思い悩む日が続いたのが悪かったのか俺は久しぶりにいつもの悪夢とは違う悪夢を見たのだった。



あれはまだ雅姉がヒーローになる前のことだった。


俺は母親の癇に触るような何かをしてしまったらしく裸にひんむかれて風呂場に閉じ込められたことがあったのだ。


何が原因だったのかなんて覚えてないが多分弟のタカシを庇ったんじゃなかったっけ?


そんなことはどうでも良くて閉じこめられる前にシャワーの冷水をおよそ1時間も真冬に浴びせられて冷気漂う風呂場で一晩閉じ込められた俺は翌日からしばらくの間ずっと重めの風邪に苦しんだのだ


姉は俺の看病で付きっきりになり、その間いつも家事をする2人がそろって家事放棄したためか俺が治った頃には家の中は荒れていたのだ。


そう今まで全く見なかったゴキブリが出てくる位に



あの時は確か。。。



急浮上する意識とともに俺はもしかしたらという思いとともに博打に出ることにした。


まずは最初の1品目かまいたちポーション。

浸透して風属性のダメージを与えるポーション。


別に風邪の夢を見たから風属性という訳ではない。浸透してのダメージで核が叩けるかの実験だ。失敗することが前提の確認なのだから問題はない。


結果としては半分成功で半分失敗だった。完全にかまいたちポーションの効果が終わるまでの間倒したスライムの死骸を取り込んだスライムは連鎖的に効果の持続中のかまいたちポーションの効果で連鎖的に倒されたのだ。


俺は思わずガッツポーズをした。耐性があろうとも無効化されてない以上は取り込んだらヤバいものはヤバいのだ。


次のアイテムはラブリーファンタジーでの最初の失敗作オゾンポーション。


ん?この場合はオゾン系殺虫剤というべきなのか?


結果としては微妙といった所だ。確かに倒せるのだが俺しか作れない為に娘達が消滅の魔剣を届けてくれることの方が断然効率が良かったのだ。


最後は大博打だ。


以前Lポがスライムにかかった場合きっと恐ろしいことになるという予想したのだがよく考えたら同時の捕捉として必要以上に急激な細胞分裂には恐ろしくカロリーが必要だとも説明したはずだ。


もしこいつらがその恐ろしく必要なカロリーを蓄えていたスライムだったとしたらこの作戦はかなりリスキーな一手だったろう。もしここがサードの資源地のような栄養豊富な場所ならLポとの組み合わせは超絶危険な一手だったろう。


何もしなければじり貧で破滅が見えてるなら俺は俺の直感を信じる。


俺はスライムにむけて()()()L()()をぶちまけた。




あ、



ギルド納品仕様のLポと間違えた






『ふぅやっと解放されたよ。君が僕を助けてくれたのかな?僕は幸運の大精霊スラリン僕は悪いスライムじゃないよ?』



はえ?







え?????



大精霊って全部で7体じゃなかったの???

のんライに幸運の大精霊なんていたっけ?



『混乱してるところ悪いけど他の悪いスライムの殲滅の為に栄養あるもの頂戴』


俺は請われるがままオート生産したまま肥やしになってたラブリーファンタジー内の素材で作れるマニュアル生産よりも不味いという理由で食べられなくなったオート生産料理を次々と渡してく。


『ありがとう。じゃああいつらは僕に任せてね。』



あれほど絶望的だった状況がたった1本の原液Lポと誰も見向きもしなくなった(存在を知らないだけ)大量のオート料理の在庫処分するだけでギャグみたいにあっさりと解決する様はなんとも力が抜けるものである。。。



それにしてもあのフォルム。。。きっとボツになったのは露骨にデザインをパクり過ぎたからだろうな。。。


ちなみに予想通りというべきかギルド納品仕様のLポをぶっかけた場合増殖を続けようとする身体の崩壊をなんとかしようとしてスライムはひたすら栄養のある場所を目指して暴走するらしい。


それは後続にいたスライムを襲いかかる可能性もあれば俺達に襲いかかる可能性もあれば魔都イーストクランに拘らず四方八方に急速に増殖しながら全方位に増殖する悪魔が散らばる可能性もあったというのは某有名ゲームのスライムフォルムをしたスラリンこと幸運の大精霊の談だ。


なのでもしこの作戦をするのなら予めスライムが逃げられないように聖域で囲んだうえでギルド納品仕様のLポをぶっかけるのが正しい方法だったらしい。


流石にこのフォルムと名前はいろいろとアカン気がするのでお願いしてとりあえず人の姿と他の名前になってもらおうとしたのだが。。。


『そういうのはテイムしてくれないとできないよ?』


既に餌付け後なのでかまいたちポーションを触って薄くついた血でスラリンをそっと撫でるのだった。



案の定何故か幸運の大精霊が幼女姿になったのはお約束である。俺は現実逃避しながらラッキーと名付けるのだった。



今日も土下座だ。ご飯が美味い。


その後エリーゼを連れてイーストクランのとある一軒家を訪問して俺がこの娘の父親になった挨拶を母親に対してするとともに良かったらセカンドで娘の近くで暮らさないか?と誘ったのだが丁重に断られてしまった。


娘が感謝してる母親に対してのお礼としてもし家族に嫌気がさしたら使って逃げてくれと大量の大金貨をこっそりと渡してインベントリーにしまわせた。

彼女がそれを家族の為に使おうが家族を見限って使おうがそれは彼女が可愛がっていた大切な娘を無理やり取り上げた家族が母親にどれだけフォローしたか次第だろう。

別に俺はこの家庭を壊しに来たわけじゃない。ただ母親に気前の良い所を見せて娘の将来を安心させに来ただけなのだ。

後は最近困ってて開発したNPC同士での通信方法としてこっそりフレンドコールが使えない親子の為にペアでしか使えない連絡用の魔道具の試作品とその運用の為の魔石も渡した。


きっと今夜は家族に内緒で秘密の密談で盛り上がることだろう。




「お父さん、色々ありがとう。あのねよく分からないけど特殊称号『故郷の錦』っていう称号がついたの」


故郷に錦を飾ると似た意味なのだろうか?

まあ疎まれた忌み子が世界有数の強者で同時に世界有数の技術者になったのだからある意味正しいのだろう。


討伐完了の報告を王一族にした時にもエリーゼの功績を大々的に宣伝してもらったのだから確かに錦は飾ったといえる。


わが自慢の娘は立派に故郷どころか世界を救った英雄になったのだから。。。


俺達はその後にしゃしゃり出てくるであろう不粋な輩が登場する前にセカンドに帰るのだった。


数日後



『僕を置いてくなんて酷いじゃないか』


すっかり存在を忘れてたスラリン改めてラッキーさんに謝り倒したのはお約束である。



だってラッキーさん悪いスライム倒すのに夢中で全然戻ってこなかったんだもん。忘れても仕方なくね?という心の声を漏らさないように



後エリーゼちゃんは信仰値という謎のパラメーターが増えたようです。

幸運の壺代わりに売る?


後付け捕捉(9月2日11時20分改稿)

本来のプロットだと毒団子ならぬ毒饅頭で毒状態の死骸を作り毒の連鎖で全滅させるという討伐方法でしたが寝不足のテンションで改変されたままうっかり投稿してしまったのです。


なんか色々すいません。

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