表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラブリーファンタジー  作者: 由自不
デスゲームサーバー(仮タイトル)
10/83

8 スーパー幼女集団爆誕

建築は順調で当初掘っ立て小屋みたいな間に合わせから始まった建築も見違える程に進化していった。


何故最初から完成形で作らないかといえば作れないからだ。

いつぞやの装備のステップアップと同じで設備や道具が良くなってから作れる物があるのだ。

とはいえ今回の完成は最終目標から比べたらかなり手前だがそれは仕方ない。


今は良質な資源を求めて遠出する余裕もないし、モンスターのレア素材を狙うのは無謀な段階なのだから、力をつけたらゆくゆくは。。。って思う部分もあるがいい加減そろそろ俺も訓練したいのだ。


どうせまだ簡易な魔道具(変装の魔道具は別扱い)程度しか作れないし、からくりのような複雑な物はそもそも精密さが重要でまだその段階ではない。ちょっとした暗器や立体機動の練習用のフックショットやエアーキックシューズを作るのがせいぜいだ。


ああ、できれば早く作っときたい物は沢山あるが魔法陣を焼き付けるのに使うインク足りねえ。


まあうだうだ考えててもしゃーないと息抜きで作ったポーションを深雪に任せて納品しに行ってもらい、建築のリフォームにつぐリフォームで出遅れた訓練を開始する。


1部の子達が第2段階にと進み始めるなか、プレイヤーの熟練度確認(チート)を使い、効率良く熟練度が上がる壁殴りを模索しながら急速な上達させていく。


休憩してた子供達の一部が俺の練習のやり方を最初は不思議そうに観察している視線を感じたがその日1日彼女達はじっと俺を観察し続けた。


観察していた子供達は俺の訓練が終わって息抜きの生産を始めた途端スイッチが入ったように動きだし壁殴りをしてはうつむいてぼそぼそつぶやき、また壁殴りを繰り返しうつむいてぼそぼそつぶやきを繰り返し、それまでうつむいた顔を上げた瞬間今まで明らかに違う音を立てて壁殴りを始めた。



驚いた。教えてないのに仙術を使い始めてる。


仙術は魔力や妖力や気功を完全に習得してからじゃないと習得が難しく且つ体質によっては絶対に習得が不可能な技どころか動作じたいが高難易度の技術である。


1人ができ始めると多くの子が同じようにでき始める。

こいつら天才か?

実は仙術は効率的な身体の動かし方を極めた先にある技術で、身体の中にある根源から力を引き出す魔力や大気つまり空気から力を引き出す気功、パワースポット等で不思議なパワーを引き出す修行を通して身につける妖力とは違い、その根源は神なのだ。神の存在を強く感じる経験がなければ絶対に習得できない。


それを習得できたということはつまり俺のように死を近くで感じて神の気にわずかにでも触れ仏(つまり守護霊)から助けられた事のある者にしか習得できない伝授がほぼ不可能な技術いや神術なのだ。何故仙術というかといえばかつて仙人はこの力を得るために命を賭して厳しい修行の末に身につける秘術だからだ。


こいつらは屈託ない明るい笑顔で笑ってるがすごいな。


俺もいつか同じように笑えるのだろうか。



とりあえず皆を1度集めて今の仙術について説明をした。


これは第4段階の最奥にある技術でまだ身体ができてない今はよほどの危険がない限りむやみに使ってはいけない。約束だよ。

それに使えなかったとしても卑下してはならない。使えない方が幸せなことなのだから。。。と。。。



その日孤児院を訪ねて今日あったことを話し何故こんなにも死が近い子が多いのか尋ねた。



この子達は親や村の大人の死を目撃しながら言いつけを守って盗賊達の脅威が過ぎ去るまで隠れていた子達で、その後救援がくるまで食料のほとんどが略奪されたなか、数週間お姉ちゃんやお兄ちゃんが餓死してまでも食糧を渡されて盗賊についての情報を託された子供達らしい。


その盗賊は情報を元に奇襲をしたがその時の親玉だけ取り逃がして行方不明らしい。


ああ、こんな事聞いちまったら冷たく突き放せなくなるじゃねえか。。。


その日から俺は孤児院に居る仕事にありつけない子供達に俺とは直接顔を合わさない仕事を依頼するのだった。



孤児院特別仕事ルール

1 清潔な身なりで仕事する事。

2 仕事中は元気に挨拶する事。

3 困ってる人を見かけたら衛兵さんを呼んでから力になってあげること。

4 任された仕事中失敗したら隠さず報告する事

5 仕事中での失敗で揉めたらすぐに院長に相談すること。

6 仕事はプライドを持ってする事


仕事の依頼は一銭の価値もないどぶ掃除とかゴミ拾いに配達、子供のお世話とかばかりだったが孤児院に対する生き汚い、悪事に手を染める、常識を知らないというマイナスイメージを持ってた人達が優しくなり、なかには本当の家族にと引き取られる事もあったとか。


本当は少しだけでも勉強を教えてやれれば良かったと後悔しながら今さらながら、せめて残ってる子達がやる気があれば勉強ができるようにとテキストを作成するのだった。


何もしてやれなくてごめんな。。。





その孤児院にはとある伝統がある。

毎年卒業が決まった子供は自分が勉強した教材を複製し、後に残る子が綺麗なテキストで勉強できるようにぼろぼろになるまで使った自分のテキストから一生懸命書き写すのだ。昔は底辺の扱いだったが今ではこの孤児院出身だと誰もが胸を張って言えるようになった。全てあのお兄さんが残してくれたもののおかげ。


そして卒業後は自分がされて嬉しかったように交代で新品の服を贈るのだ。


あの日この世界から卒業していった伝説のお兄さんへの感謝とともに。。。








システムメッセージ

プレイヤーはるは特定のNPC(孤児院の年長達)からの好感度が上限に達しました。


はるの好感度エラー。恐怖心と父性と親愛が混ざりあって測定不能。ステータスへの有効化失敗


このログは削除されました

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ