第3話 ジェネレーティブAIと仮拠点
なんとか水を手に入れた大和と花の2人。暗くなる前に雨風をしのげる拠点が必要だ。
「水も手に入ったし、暗くなる前に一旦拠点を作るか。」水をペットボトルにつめながら大和は花に話しかける。
「ご飯はどうするの?焼き肉が食べたい。」
「飯も必要だけど、今から動いて無事に森を抜けられるかもわからないし、一旦寝るところを作っておこう。マイクラでもゾンビに備えて豆腐ハウスは基本だろう。」
「マイクラみたいに簡単に素手で木を切ったり、地面掘れたららくなんだけどなー。ていっ!」そう言いながら花は木にチョップを食らわせた。当然ながら普通の人間は素手で木を切ることはできず、手が痛いだけだった。
「痛い・・・だめだった。」
「そりゃそうよ。レベルとか強さの数字がステータスにあるから、将来的にはできるのかもしれんけど、今の俺等はマイクラのキャラ以下の一般人ってことだな。マイクラに従って石装備る必要があるな。ミカエラ、石の斧の作り方。」
『石斧を作るには、以下の手順に従ってください。
1. 適切な石を探します。斧の作りに適した石は、硬くて割れにくく、かつ打撃に耐える強度があるものが好ましいです。石は、川底や岩場などで見つけることができます。
2. 石を加工する前に、火で加熱することで石を割りやすくすることができます。火で石を温め、急激な冷却で割ります。
3. 石を削るために、ナイフや石器で石の表面をなだらかにします。
4. 石に斧の形を刻むために、石器で先端部分に切込みを入れます。その後、刻んだ箇所を叩くことで形を整えます。
5. 斧の刃を削るために、石器で斧の刃になる部分を鋭く研ぎます。
6. 斧の柄を作るために、木材を探して切り出します。木材は、直径が斧の穴と同じくらいのものが適しています。
7. 斧の刃の穴を掘るために、石器で穴を刻みます。
8. 斧の刃を柄に取り付けるために、刃の部分を穴に差し込み、柄を固定します。柄を固定する方法としては、縄で巻いたり、葉っぱなどを巻いたりすることが考えられます。
以上の手順で石の斧を作ることができますが、初めての場合は時間がかかるため、慣れるまでは簡単なものから始めることをおすすめします。また、安全に作業するために、手袋や保護眼鏡を着用することも重要です。』
「うーん、途中から意味がわからん。とりあえず、硬い石を探して割って、石をたたきつけて斧っぽくして削ると。その後の柄の作り方がわからん。斧の穴ってなんだ?」
「さぁ?とりあえず縄で巻けばいいんじゃない?」
「ミカエラ、石斧に柄をつける方法」大和は適当に石を探しながらミカエラに話しかける。
『石斧に柄をつける方法は、以下の手順で行うことができます。
1. 柄に合わせた穴を斧の先に開けます。穴を開ける際には、穴が斧の真ん中に来るように注意しましょう。
2. 石斧の先端に接着剤を塗ります。接着剤は、木工用ボンドや木材接着剤が使えます。
3. 柄を穴に差し込み、接着剤が乾くまで待ちます。柄を差し込む際には、力を入れすぎないように注意しましょう。
4. 接着剤が完全に乾いたら、柄の先端にナイロン糸などを巻きつけ、接着剤を補強します。これにより、柄が抜け落ちるのを防ぐことができます。』
「接着剤なんてねぇ!」大和はもっていた石を地面にたたきつけた。とりあえず穴は空いていないが、斧っぽい形の石はできあがった。
「ミカエラ、ナイス。」
『ありがとうございます!何か他に質問がありますか?』
「そうじゃないし・・・まぁ、結果オーライか・・・とりあえず斧つくるから、花は周りを調べながら薪、果物、縄とか布団とか屋根になりそうな葉っぱとかツタ探してきて。危なそうだったら無理せずもどってこい。」
「わかったー。」そういって花は辺りを散策し始めた。
大和は川辺に座り込み、石斧の頭っぽいとこに石をたたきつけて、さらに斧っぽい形にして、水をつけて削り出した。
「なんか本当に小学生に戻った気分だ。マイクラなら木の棒と石で即クラフトできるんだがなぁ・・・」と、もくもくと石斧を研ぐ。なんだかんだ楽しい。
大和は気づいていないが、石の加工がだんだん早くなっている。普通石斧を作るとなると数時間では終わらない。それがだんだん削るスピードが速くなっている。
「ふぅ、なんかそれっぽいものができたな。石に穴は無理だから、木の棒に穴を開けてはめるのか。」棍棒的な木に石で穴をあけ、斧の石をはめ込みツタで縛り付ける。
「よっしゃ、じゃあ木を切るか!」大和は作り上げた石斧を手に適した木を探した。やがて、石斧で切れそうな太さの木を見つけると、石斧を使って木を切り始めた。
「へいへいほー」最初は不器用に斧を振り下ろしていたが、慣れるにつれて、効率的に木を切り出すことができるようになってった。木の幹に大きな傷がつく音が響き渡り、周りに木の枝葉が散らばっていく。
「にぃ、葉っぱとかわらとか集めておいたよ。」
簡単な小屋を作れる程度の木材を集めた大和は、葉っぱやツタを集めてきた花と合流し、協力して木の枝を組み合わせ枠組みを作り上げる。葉っぱやツタを重ね家のような形を作り上げた。内部には、わらのような草を敷き、簡易な寝床を作り上げ、なんとか寝床を作り上げることに成功した。
「これで一応拠点ができたかな。少しは安心して過ごせそうだ。」
「にぃ、運動不足のくせによくこんなに木を切れたね?」
「そうなんだよ、斧を作ってるときも、木を切ってるときもだんだん器用さが上がっていくというか、なんかうまくできるようになっていたというか。花もなんかそういうのなかった?」
「欲しいと思う葉っぱが見つかりやすくなったり撮りやすくなったりした気がする。スキルが増えたとかかな?」
「ステータス」大和がそう言うと、ステータスウィンドウが開き、スキル「石工」「木こり」「大工」が増えていることに気づいた。
「お、石工、木こり、大工のスキルが生えている!」
「ほんと?ステータス・・・私は調査と採集が増えてる。」
「良いね、流石にこれだけの作業が一日で終わるわけがないと思ってたんだ。テンプレだけどありがたい。」
「っていうか、こういうのって普通スキルが増えたときにAIがアナウンスするんじゃない?ミカエラさん?」
『お知らせです。大和さんが「石工スキル」を習得しました。現在の石工スキルレベルは1です。』
『また、大和さんが「木こりスキル」を習得しました。現在の木こりスキルレベルも1です。』
『さらに、大和さんが「大工スキル」を習得しました。現在の大工スキルレベルも1です。』
『花さんが「採集スキル」を習得しました。現在の採集スキルレベルも1です。』
『花さんが「調査スキル」を習得しました。現在の調査スキルレベルも1です。』
「え、いま?」花はそういって笑う。
「忘れてたんじゃない?」
「まぁ、いいか。今後の楽しみが増えたってことで。ミカエラ、スキルってなに?」
『スキルとは、ある特定の分野での技能や能力を示すものです。例えば、木工スキルがあれば、木を切ることや家具を作ることが得意になります。また、料理スキルがあれば、料理を作ることが得意になります。スキルは、経験値を獲得することでレベルアップし、より高度な作業ができるようになります。サバイバルゲームのような状況下では、スキルが生き残りに直結する場合もあります。』
「あれ?ミカエラが、地球にないことに答えるようになった!?」
「いやまて、ゲームの話をしているのかもしれない。」
「あ、そうか。サバイバルゲームとか言っちゃってるしね。」
「調査スキルってどんなスキル?」
『「調査スキル」は、調査・探索に関するスキルです。このスキルを持っていると、探し物を見つける確率が上がったり、情報を収集する際の観察力や分析力が高まるなど、調査に必要な能力が向上します。また、スキルレベルが上がると、より複雑な探索や分析を行えるようになります。このスキルは、サバイバルや冒険など、外での活動において非常に役立つスキルの一つです。』
「ほんとテンプレでゲームみたいだね。」
「あぁ、確かに。でも、ここは現実だしなぁ。スキル上げは重要になりそうだ。ミカエラ、スキルを上げる方法はあるのか?」
『はい、あります。スキルを上げるためには、そのスキルを使い続けることが必要です。たとえば、調査スキルを上げたい場合は、周りの状況や情報を常に注意深く観察することが重要です。』
「なるほど、スキルを上げるためにはゲームと同じで継続的な努力が必要ってことね。がんばらないと。」
「そうだな。どうせなら鑑定とか魔法とかが欲しいけど。今日は疲れたし腹減ったし一旦寝よう。」
「そうだね。おやすみ。」
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荷物
* 鞄、ノート、ペン、デジタル腕時計、スマホ、モバイルバッテリー
* ペットボトル 500ml (水)
* 石のナイフ、石の斧
* 弓切り式火起こし
スキル
* 大和:石工Lv1、木こりLv1、大工Lv1
* 花:調査Lv1、採集Lv1
* 共通:アシスタントAI(ミカエラ Lv1)
石斧
https://dailynewsagency.com/2015/06/29/celt-stone-axe-from-scratch-xu4/
小屋
http://worldnetter.com/house-building-150625




