第2話 ジェネレーティブAIと水
2人は水か人里に辿り着くべく、森の中を進んでいた。日本になれきった2人は異世界にきたというにもかかわらず、オオカミやゴブリンといった魔物の存在があるのかないのかすら忘れて平和に雑談をしていた。
「この世界に魔王がいたらどうするかね?」
「魔王?そんな存在がいるのかな?」
「異世界だからな、テンプレ的には魔法や魔物、そして魔王がいるもんだろ。」
「でも、もし魔王がいてもチートなしじゃ戦えないじゃない?アシスタント、魔王の倒し方」
『魔王を倒すには、まず彼の力を削ぐ必要があります。魔法のアイテムや呪文を使用して彼の力を弱めることができます』
「魔王いるの!?」
「いや、AIって知らない情報を知らないって言わないで創作しちゃうんだよなぁ。」
「アシスタント、魔王の倒し方を詳しく。」
『魔王が力を得るためには、邪悪な力を利用していることが多いです。そこで、その邪悪な力を打ち破ることができる純粋な力を持つ者が魔王に対抗できるのです。あなたたちには、愛や友情、勇気などの純粋な力があるでしょう』
「なにいってだこいつ。」
「きっと学習元がラノベとかマンガとかの創作物からだから、ジャ○プみたいな標語で回答しちゃうんだよ。」
「ダメじゃん。」
そんな雑談をしながら、森の中を歩いていると、遠くから水の音が聞こえてた。足早に歩き進み、やがて小さな川に辿り着く。川は清らかな水が流れ、岸辺には石や小さな砂浜が広がっていた。両側には高い木々が立ち、そこからは鳥たちの鳴き声が聞こえてくる。花は川岸に近づき、水面を覗き込むと、水は透き通っており、中には小さな魚たちが泳いでいた。
「さて、水は見つかったが、飲めるかどうかだな。」
きれいだからといって、川の水を飲んで腹を壊したら目も当てられない。ゲームオーバーまっしぐらだ。
「アシスタント、この水を飲んでも大丈夫?」
『川の水を飲む前に、必ず水質を確認しましょう。水が澄んでいる場合は、水がきれいなことを示す場合があります。また、川の周辺に生えている植物が健康的であるかどうかを確認することも重要です。川の周辺に生えている植物が弱っていたり、枯れていたりする場合は、川の水が汚染されている可能性があります。』
「水質を確認っていってもな。とりあえず、水は澄んでるし、魚もいる。植物も問題ないけど日本人が川の水を飲んで大丈夫かわかんねぇしな。アシスタント、水が澄んでいるからといって飲めるとは限らない。他に確認する方法はあるか?」
『そうですね。水が澄んでいるというだけでは、中に含まれている微生物や有害物質が見えないだけかもしれません。確認する方法としては、水を沸かすことが挙げられます。沸騰させることで、微生物や有害物質を除去することができます。また、水を飲む前に、水を浄化するための器具や薬剤を使うこともできます。』
「まぁ、沸騰させるのが一番だよな。」
「正論がようやく出てきたね。」
「問題は、どうやって沸騰させるかだが・・・」
「ところでいちいちアシスタントって言いにくくない?なんか名前つけようよ。」
「たしかに。アッシーとか?」
「センスなさすぎ。」
「じゃあ、なにさ?」
「アシスタント、あなたに名前をつけたいんだけど、なにか案はない?」
「そこ聞くのかよ」
『もちろんです。アシスタントの代わりに別の名前をつけることは全く問題ありません。代わりの名前には、以下のようなものが考えられます。
1. アーサー (Arthur) - 古代ローマの伝説上の英雄であるアルトリウス・ルクルスから派生した名前で、勇敢で信念を持った人物を表します。
2. メイヴ (Maeve) - アイルランドの女神の名前で、勇気や独立心を象徴します。
3. ミカエラ (Michaela) - ヘブライ語で「神の贈り物」という意味を持ち、美しさと優雅さを表します。』
「チートでもらったから、ミカエラじゃない?」
「いいとおもう。アシスタント、あなたは今からミカエラね。」
『ありがとうございます。私はこれからミカエラと名のります。』
「なんか、うれしそうじゃない。」
「うむ。じゃあ、ミカエラ、火をつける方法を教えて」
『まず、乾いた木の枝や葉っぱを集め、火を点けるための燃料を作ります。次に、燃料の上に小さな木の枝を重ね、その上に細い枝や草を置きます。最後に、火種を燃料の中に置いて、燃え広がるのを待ちます。』
「火種がないんだ。」
「ライターとかもってないの?」
「ない。ミカエラ、火種の作り方」
『火種は、燃えやすい物質に火をつけるために必要な火の元となるものです。燃料に直接火をつけることは難しいため、まずは火種を作る必要があります。火種は、木の枝や乾いた葉っぱ、綿や布などを使って作ることができます。たとえば、木の枝をこすり合わせて摩擦熱で火花を出す方法や、火打石と鉄で火花を出す方法、レンズや凸面鏡で太陽光を集めて火を起こす方法などがあります。』
「定番ね。」
「定番っちゃ定番だけど、実際にやるのは難しいぞ。レンズはないし火打ち石もないから、木の枝でやる方法になるけど、あれ小学校のときにやったけど弓のじゃないと全然火がつかないよな。たしか木の板に切り込みを入れて埃とかおがくずみたいなの置いて木の棒をこするんだったか。」
「あれね。あとは、水をわかすための鍋がいるね。ミカエラ、鍋の作り方。」
『鍋を作るためには、以下の手順を実行する必要があります。
1. まず、適切な大きさの平らな岩を見つけます。これは鍋の底になります。
2. 次に、小石や砂利を集め、岩の周りに敷き詰めます。これにより、鍋が均等に熱せられるようになります。
3. その後、鍋の壁を作るために、直径が岩より少し大きい別の平らな岩を見つけます。これらの岩は、鍋の側面を形成するために並べられます。
4. 岩の端から端まで並べたら、岩をくっつけるために泥や粘土を用意します。これを岩の隙間に詰め込んで、壁をしっかりと固定します。
5. 最後に、鍋の持ち手を作成します。枝などの素材を使って持ち手を形作り、壁にしっかりと固定します。
以上の手順に従うことで、自然の中で簡単に鍋を作ることができます。』
「いや、それは無理だろう。」
「岩に砂利とか全く想像がつかないね。鍋なくてお風呂でも作るのかな。たしか紙で鍋がつくれるってテレビでいってた。ミカエラ、紙でお湯を沸かす方法」
『紙で直接お湯を沸かすことは危険です。紙は燃えやすいため、火災の原因となります。また、紙に含まれる化学物質が溶け出して、水に混じってしまう可能性があります。そのため、紙を使ってお湯を沸かすことはお勧めできません。
代わりに、紙を使わずにお湯を沸かす方法としては、前回もご紹介したように、キャンプ用ストーブやガスバーナーなどを使う方法があります。また、自然の素材を使って鍋を作る方法や、石を熱して鍋代わりにする方法もあります。』
「前回聞いてない(笑)」
「むむむ、紙でお鍋を作ってお湯をわかす方法」
『紙で鍋を作り、お湯を沸かす方法は以下のようになります。
材料:
* 紙(耐熱性の高い紙が望ましい)
* ワイヤー
* 木の棒または石
手順:
1. 耐熱性のある紙を用意し、必要に応じて2〜3枚重ねます。
2. 紙を円形に切り、底と側面を作ります。紙の端を重ね、ワイヤーで固定します。
3. ワイヤーを使って、紙の側面を鍋の形に曲げます。ワイヤーを上下に曲げて、鍋の持ち手を作ることもできます。
4. 紙の鍋を火の上に置き、水を入れます。
5. 火に近すぎないように注意しながら、木の棒または石でかき混ぜながら沸騰するまで加熱します。
ただし、紙で鍋を作る場合は火の管理に十分注意する必要があります。紙は燃えやすい素材であり、火に近すぎると燃える危険性があります。また、紙で作った鍋は強度が低く、重いものを入れると破損する可能性があるため注意が必要です。』
「ワイヤーはないし、石でかき混ぜるってなんだ。作り方も怪しいけど、でもまぁいけるのか?」
「テレビでやってたから大丈夫だよ。」
そんなこんなで、大和は手際よく弓と木の棒を使って火を起こし、花は周囲の木々から落ちている落ち葉や小枝、そしてノートの紙を集めて鍋を作りました。彼女たちは、鍋に水を入れ、火の上にかけて沸かし始めました。花は、一つの木の実を手にとり、その中に濁りがないかを確かめました。しばらくして、お湯が沸騰し始め、花は手持ちの野菜やキノコを鍋に入れて煮込み始めました。周りには鳥のさえずりが響き、風がそよぐ中、2人は準備万端で、食事を楽しむことができました。
いやその鍋じゃない。
ミカエラがヘブライ語で神の贈り物ってのもAIの創作っぽい。最後の段落は鍋でお湯を沸かすシーンを描写してもらったつもりが鍋を食べ始めちゃって面白かったのでそのままにしちゃいました。コメディだから仕方ないね。
サバイバル時の鍋の代用品
https://survival-kousathu.com/nabe/
弓切り式火起こし
https://www.youtube.com/watch?v=3bFAkenMa_A




