第17話 鍛冶屋の爺さん
昨日は更新出来なくてすみません。
ただもう一度言っておきますと、毎日更新を心掛けますが絶対では無いのでご了承下さい。
私も忙しい身なので書けない日もあります!
夜とティアは爺さんの姿に驚いていた。
何せムキムキの爺さんが出てきたのである。
そんなムキムキ爺さんことノワールは夜たちがずっと固まっていることに疑問を抱き話しかけてくる。
「なんじゃ、若者。ワシになにかついとるかね?」
その言葉に夜とティアは固まっていた体が動き出す。
「いや、何でもない。それよりここの鍛冶屋にとても細く見えずらい硬い糸はあるか?」
鍛冶屋でそんなことを言うやつは初めてなのだろう、不思議そうに問いかけてくる。
「そりゃ、ワイヤーみたいな丈夫で細い糸はあるが…何に使うんじゃ?」
「何でもいいだろう、それをくれないか?」
「無償でやるような優しさは持ち合わせていないんじゃよ。」
夜はノワールとの交渉に入っていた。
正直、この世界での資源は一つ一つが貴重なのだ。
そんなものを無償でくれる訳もなくこうなる事はわかっていた夜。
ここからはどれだけ値切れるかということだった。
「ならどれぐらいで売る?」
「ふむ、そうじゃのう……10万でどうじゃ?」
その言葉に夜は笑うようにいう。
「おいおい、10万だと?糸で10万は笑えないな。」
「若者よわかっとらんな。」
「何がだ?」
「お前さんは丈夫で細い糸とは何の糸だと思う?」
「素材価値ということか?」
「そうじゃ、今回のやつはワイバーンの細い毛から作り出したものじゃ、それ以上となるとは売れないぐらい高くなってくる。」
「なるほどな、確かにそういう意味なら高くなるだろうな。」
「じゃから、10万と提示しておるのじゃよ」
「確かにワイバーンは星3の魔物、10万は適当か。」
そう言ってアイテムボックスから10万オーロを出す。
「何じゃ、意外と物わかりのいい若者だ」
「そりゃどーも、これでいいだろ?」
そう言って夜はノワールに10万オーロを渡す。
それを確認した爺さんは満足そうに言う。
「うむ、ちょうどじゃな。他にはいるものはあるのか?」
「あぁ、あとはグローブと胸当てをこの娘用に買う」
「ふむ……その娘は変わった髪の色をしておるの」
「……なんが言いたいんだ?」
「いや、特にないぞ。ただな、気味悪がる奴がおるじゃろうと思うての。」
「そういうのは問題ない。誰がなんと言おうと俺だけは味方するし、変なことを言ったやつは誰であろうと許さない。」
「ほぉ、これはいい若者が来たのう。良かったのうお嬢ちゃん。さて、確かいいグローブと胸当てがあったな。少し待っててくれんか?」
そう言ってルノワール奥へと入っていった。
しばらくすると白色でグローブと銀色の少し小さめの胸当てを持って奥から出てきた。
「ほれ、これなんか丁度いいじゃろう。」
そう言って両方を差し出してきた。
グローブは真っ白色に銀色のラインが入っており、ティアの髪や目をいい感じに引き立てるような少し高そうなグローブだった。
銀色の胸当ては驚くほどにティアとピッタリ合っていた。
「結構いいものじゃないのか?」
「そうじゃのう、かなり高いやつじゃよ」
「これで少しでもティアが攻撃やら防御が良くなるなら問題なく買わせてもらう。」
「本当にいい若者よ。気に入ったぞ!それをプレゼントでタダでくれてやる!」
「……まぁ、くれるって言うならもらうけどな。いいのか?」
「問題ない!その代わり、ここをこれからも利用してくれると助かるのじゃが。」
「その事なら喜んで利用させてもらう。」
「そうか……セカンドが利用してくれるなら繁盛するというものだ。」
その言葉に夜は激しく動揺する。
そのままノワールの方へと目をやり問いかける。
「待て、なんで知ってるんだ?俺がセカンドだってこと」
その言葉にノワールは驚き呆れていた。
そうして仕方ないとばかりに口を開く。
「お前さんは自分がギルドでかなり有名なのは知っとるよな?そんなお前さんがそこの子とギルドで大声でラブラブなやり取りをしていれば嫌でも周りは噂やら情報やらを流す。今ではお前さんらは王国内でかなりの有名人じゃよ。」
夜はその言葉にめんどくさそうに内心でため息を吐く。
(はぁ〜騒がられるとは予想はしていたがこんなに早いとは……)
そんな心中を察したのかノワールは夜に労いの言葉を言う。
「有名人もなかなか大変じゃな」
「あまり表に大々的に出されたくはないんだがな…」
夜はギルドで恥ずかしい思いをしていたが、ティアというと何故か嬉しそうにしているのだ。
本人曰く「………あんなこと大勢の前で言われたの初めて、嬉しかった」だそうだ。
ティアが喜んでくれたことは大いにありがたいのだが、夜からしたら複雑な気分にしかならなかった。
今も後ろで夜がギルドのことを嫌がっているのを見て、何で?と言わんばかりの不思議な顔をしてこちらを見ている。
「とにかく、タダでくれるなら有難い限りだな。次はローブを買わないといけないからな。どこかいい店はあるか?」
夜がノワールに聞いてみる。
すると店の外に出て服屋らしき店へと指を指す。
「ワシからはあそこの店をオススメする。あそこは服関係なら何でもあるからのう。」
「そうか、ありがとう」
「気にするでない若者よ。彼女を大事にしろよ。どこへ行っても髪の色の問題は付き纏うだろうだがお前さんがいればその娘は救われる。」
「言われるまでもない。ま、ティアのことを考えてくれてありがとよ。」
夜はそう言ってノワールと別れを告げ服屋へと歩いていく。
あとからティアは相変わらずの無表情だがどこか恥ずかしそうだが嬉しそうな雰囲気を纏い夜の後へと続いていった。
今回は短くなってしまいました。
短くても毎日更新はやっていきたいですが、無理な場合もあります!
無理な時もあまり日を空けないようにしたいです!
それと明日から18時更新に変更します。
17時だとかなりきついので、すみません!
ティア) ……作者さん、頑張れ
作者) やべぇ、なんかやる気出るな
夜) あんまりティアに近づくなよ?
作者) はいはい分かってますよ
ティア) ボソボソ ……夜のヤキモチかわいい




