第11話 決闘の始まり
今回はテンプレを書いてみました。というより僕はテンプレ好きなのでテンプレは書いていこうと思ってます。
「おい!ガキ!」
そう言って近づいてくる1人のイカツイ男。
夜はその言葉が自分達を示していると分かっているのだが、あえて無視をしてみることにする。
「ちょっと待て、そこのガキだよ!黒髪の女連れのガキ!舐めてのか!?」
夜はその言葉に不愉快な感じになるが少しだけ威圧をしながら少女を自分の後にやると返答する。
「なんだ?何か用があるのか?」
その言葉に男はニヤリとしながら言う。
「てめぇがセカンドのガキだって聞いてな。少しこの俺が実力を見てやろうと思ってな。まぁ、大方コネで入ったぼんぼんだろうがな!」
そう言って高らかに笑う男。
少女はその言葉に夜より怒っている様子だった。
反面で驚いているようにも感じた。
少女にはセカンドだとは一言も言っていなかったのだ。
自分と同居している人物がそんなに強いとは思わなかったのだろう。
夜は冷静に少し怒りの混じった声で発する。
「ほぉ、俺の実力を試す?随分な物言いだな。自分と相手の力量の差もわからないやつが俺の相手をできるとは思えないが?」
夜の言葉に男は顔に青い筋が沸き上がる。
明らかに苛立った様子が見られる。
「ガキが言ってくれるじゃねぇか。俺はギルドランクフォースのサンド様だぞ?てめぇ見てえなぼんぼんとは核が違うんだよ!」
男がそう言って夜に怒鳴り散らすと少女が前に出て男を睨みつけていた。
普段の少女からは思い浮かばないような強烈な殺気だった。
(まさかこんな一面があるとはな、人は見かけによらずか。それにしてもこれだけの殺気を出せるなんて意外と強いんじゃないか?)
夜がそんなことを考えていると男が動く。
「な、なんだお前?そんな生意気な目して俺を見てんじゃねぇよ!」
男は叫ぶと拳を振り上げ少女の顔に向かって振り下ろす。
(こいつ!!!)
それを見た夜は少女と男の間に一瞬で入り込み男の拳を手で握るように止めた。
「な!何しやがる!」
「何しやがるだと?ハハ、笑わせるな。お前がこの子に手を出したから止めたまでだ。お前は俺に用があるんだろ?さっさと済ませよう。何だったか?俺を試すだったか?ギルド内ではできないからなギルド裏にある訓練場での決闘にしようか?」
夜は今までになく怒っていた。
この男は夜の好きな人に手を出したのだ、ただで済ませるほど夜も甘くはなかった。
(この子に手を出したことを後悔させてやる)
夜は内心で静かに怒っていた。
夜が何故決闘といったかは、ギルド内での暴力や決闘は禁止されているが、外ではオーケーなのだ。
そしてギルドの訓練場で決闘をやる場合はギルド職員を立会人に出来る。
こうして公平で平等な審査をしてくれる。
そして夜が決闘を選んだ本当の理由は決闘はどんな負傷を負ってもそれは見逃されるのだ。
片腕を失おうがそれは始まる前に了承を得ていることで責任は取らない。
つまりは自業自得である。
夜は男の負傷を狙っていた。
「ハッ、ガキが強がってんじゃねぇよ。いいぜ、決闘で行こうか。腕の一本や二本ぐらい無くなっても文句を言うなよ。後で泣いて誤っても知らねぇぞ!」
「それはこっちのセリフなんだがな。」
男はケッ!と吐き捨てるように言うと先に訓練場に歩いていった。
それを見ていた者達がこそこそと話している。
「おい、聞いたかよ今の!」
「あぁ、あのお調子者のサンドとセカンドの“絶対零度”が訓練場で決闘だろ?」
「サンドもよくやるよな、まさかあの“絶対零度”に喧嘩売るとはな。しかも“絶対零度”の実力は本物だっていうのによ!」
「まぁ、これであのお調子者も痛い目あって大人しくなるだろ。」
「違いねぇ!」
ガハハと噂しながら笑う男達、その様子を横目に苦笑いする夜。
そしてさっきから少女はずっと夜の方を見ていた。
どこか心配そうにしていた。
それを見た夜は少女を安心させるように言う。
「大丈夫だ。あんなやつに負ける俺じゃない。確かに王国においてのフォースは強いが俺はその王国のセカンドだ。それに、君に手を挙げた奴だ絶対に許さない。」
夜がそう言うと少女はまだ心配そうにはしていたが、分かってくれたようで少し後ろに下がり俯いた。
それから夜は受付のミルのとこに行くと許可を取った。
「すまない、今から「決闘する事になった、ですよね?」…聞いていたんだな」
「当たり前です。あれ程までに騒いでいれば嫌でも聞こえます。私が立会人をさせていただきます。急ですが今ギルドマスターがいらっしゃらないので私が独断で許可をします。」
「わかった、ミルに頼もう」
そう言うとミルが受付場所から出てきて夜と少女もミルで訓練場に向かった。
夜達が訓練場に着いた時には周りには大量の野次馬たちが見に来ており、賭け事やらで騒いでいた。
「ぼんぼんが、逃げずに来たな。褒めてやんよ」
「おいおい、お前ごときになんで逃げなきゃいけないんだ?」
「ふん!そんなことを言えるのも今のうちだけだ。すぐにピーピー言って泣かせてやるよ!」
そう言うと背中から大きな斧を取り出した。
(このガキが噂されている氷魔法とやらすら怪しいのだから親の金で入った坊ちゃんだろうな!そんな奴に俺様が負けるわけがない!さ〜て、どこからやってやろうか?右腕からにしてろう!)
サンドは内心で夜を舐めまくっていた。
フォースというランクで調子に乗っているサンドは人は基本自分より弱いと思っている。
夜はそれを察しており今回で少し、少しだけ痛い目を合わせてやろうと思っていた。
(まぁ、本音はあの子に手を出したからなんだけどな)
夜は静かにずっと怒っていた。
正直事故で殺してしまいそうになるぐらいだった。
それでも殺しは禁止されているため我慢していた。
少しするとミルから声がかかる。
「それではギルドランクフォースのサンドVSセカンドのヨルの決闘を行います。ルールを説明します。武器や魔法の使用は可、命に関わる負傷は不可ですが、ある程度は可となります。それでは両者準備はよろしいですか?」
ミルが両者に確認をする。
「俺は問題ない」
「俺様もないぜ。痛い目合わせてやるぜ」
へへ、とサンドが笑いながらいう。
ミルは準備するようにいう。
「それでは両者構え!」
「覚悟しろよ、あの子に手を出したことを公開させてやるからな。」
「ハッ!坊ちゃんに負けるほどよかなねぇよ!」
夜はアイテムボックスから白色の刀を取り出す。
左手に刀を持つと突っ立ったまま目を閉じた。
「てめぇ!舐めてんのか!?」
「あぁ、お前へのハンデだ」
夜がそう言った瞬間
「始め!」
ミルの合図とともにサンドが突っ込んできた。
今回は決闘前で終わってしまいましたが、次回戦闘シーンです!
作者)よし、サンド許さんわ
夜)同感だ
作者)殺っちまえ
夜)作者がそれってどうなんだよ……




