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リテイク
おい、嘘だろ。俺は一階に向けて、空中に押しだされた。その際、にっこり笑顔にうすら寒い思いを覚えた。
ゴキン、頭を守った左手首が折れた。
「きゃあー!!」女子の悲鳴。
「っつ、あぁ」俺は痛みでもんどり打つ。
「あはは」中2階から芦田が俺を見下ろす。「じゃあね」すっと、階段のハスに消えた。
くそぉ。
俺は体を起こした。
手首が腫れ上がり押すとギンギンとした痛みがある。いてて。
次の日、
またあの中2階で、「おい!」芦田の声。
突き出された右手を肩口で躱す。
「あぁ」
つんのめる芦田は一階に向け中を舞う。
ゴキン、という音。首が180°反対に、即死だろうか。
「きゃあー!!」女子の悲鳴。
次の日、
またあの中2階で、「おい!」芦田の声。
突き出された右手を肩上で掴む。
「終わりにしよう」俺は言う。
「へえ、わかった」
「たぶん」
早足で階段を降り。悲鳴女子の口を塞ぐ。
彼女の口がもごもごと口が動く。
「そう……それがフラグだった」




