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曇りガラス、川底、未成熟
私と『彼』の間には遮蔽物がある。
『彼』がいなくなればいい。消えてしまえばいい。
それに蓋をしているのは、『常識』『道徳』と気取った言葉ならそう。
単純に『いい母親像に沿っているだけ』
その蓋はふつふつと沸き起こる怒りに、飛んで行ってしまいそうになる。
泣いたり、笑ったり、傷つけあったり、それで成長していけるのは、理想。
ただぶつかり合い傷付き消耗し合うだけ、
でもそれでいいのかもしれない。
川底を転がる石は様々なストレスに晒され、丸くなって行く。
いずれその人を傷つけた尖りを『若い頃』の事
と笑い飛ばす日が来る。
そして、当人も年をとり。誰かのその尖りを咎める日が来るのかもしれない。
そう思う。
そう思ったから、
今日はさっと目を伏せた。




