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愛し合いされ、愛されない
互いの唇をむしゃぶる。原子的で野蛮に思える程、性感が高まる気がした。それを愛と呼んでいいのかわからない。しかし、パートナーとして、必要だという事が結果、その行為で高まって行く。
荒く息を吐く自分に男らしさを覚え、身悶える様子に守ってあげたくなる女性観を感じた。
ただ、ただの行為であるが。
それが世界の中心に位置して動かない。時に自分の人生を狂わせ、し方がない。
脳髄を痺れさせる程甘くあり。
胃に重くのし掛かる程、苦くもある。
言ってしまえば、ただの行為であるが。




