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ヘリアンサスの希望  作者: ソリング J
第3章 新型コロナウイルス発生後
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卒業ライブ 2


 まなはやゆんゆんなどのメンバーが順番に来る。れんれんも来ているようだ。


「誕生日おめでとう!」


 れんれんはそう言った。SNSで誕生日の報告をまだしていなかったこともあり、メンバーは今日が誕生日だということを忘れていたようだ。時間差で他メンバーからもおめでとうと言われた。


「今日は17歳の誕生日ですが、卒業ライブということで緊張しています」


 私は自撮りを公開し、SNSに載せた。メンバーからはおめでとうございますというメッセージが来る。自分は1つ1つにいいねを押していった。


 れんれんもやってきた。彼女が一人称僕なのは今も変わっていなかった。


「今日はサプライズゲストも来ています!」


 なっきぃも久しぶりにこっちに来ているようだ。自分は彼女に話を聞いてみた。


「久しぶりじゃん、今何してるんだっけ」


 なっきぃは久しぶりに旅行でこっちに来ているようだ。実家ではないとのことだった。


「身長伸びた?」


 なっきぃはそう聞いた。まだ成長が止まっていないのが恐ろしい。190cmまで行ってもおかしくないように感じる。なっきぃもかなり背が伸びているようだった。


「高1の冬のそっちでライブやったとき以来だっけ」


 私は自分が覚えている範囲で聞いた。


「いや、それより後に来なかったっけ?」


 彼女はそう聞いた。残念ながら自分は覚えていない。自分のアイドル活動のメモを見てみたが、それらしき記憶は発見できなかった。Google Documentで過去の話を眺めようとしていた私をみて、彼女は聞いてきた。


「そういえば昔から書いてる『ヘリアンサスの希望』、今でも書いてるんだっけ?」


 自分は思い出しながら書いていると伝えた。残念ながら本にするには間に合わない。自分はそのことを伝えた。


 昔を思い出していると、ゆんゆんやまなはなど今日出場するメンバーがやってきた。自分の1個上のかわみんは浪人が決定したと言う理由で、なーなんは徳島大学の関係で出れないらしい。まだ大学は始まっていないが予定があるとのことだ。来て欲しかったが無理に来て欲しいとはいえない。自分はそう思っていた。


 自分が今日で一旦休止することを考えると少し悲しくなる。と言っても、自分はそれを悪いことだとは思っていない。一生の別れでもないし、また戻って来れることを楽しみにしている。ファンのみんなも、終了することに対しての悲しみを伝える人はいたものの、本気で引き留める人はいなかった。喜んでいいものなのかはわからないが、自分はそれを嬉しく思っていた。


 私はコーヒーを飲んで、最後の舞台に緊張していた。

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