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イルダヤBAD 物理で殴る

「食らえ!!素手で殴る!!」


「ゼンゼンイタクないよ」


拳はイロヅキの体をすり抜けてしまった。


「……え?」


「あぶない!」


イルダヤが私をかばって、斬られてしまった。


「……イルダヤ!!」

傷からは何も流れない。


彼の身体は粘土のように土に変わり、ボロリと崩れた。


突然のことで私はただ呆然とした。


「ナンでキミをガバッったんだろうね?」

「……イルダヤを返して!」


「ムリムリ、カレラは人間じゃないからねぇ……そしてキミも、サヨナラ」



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