ほーん
「ぐへへへはぁはははは!!!」
このすげぇきもい笑い方である。
敵さんは増援が来て調子に乗っているようだ、合流したし戦うわけないじゃん。
「逃げるよ」
「うん!!」
母娘で反対方向に駆け出した。
「」
リリファは逃げ出した。
町の景観を壊さずに撃退とか無理だよなぁ、そもそも海軍はどうなったのやら。
『そいえばママんは閉じてある区画門って飛び越えられんの?』
避難が遅れたら当然ながら門など開けてもらえない。
「ママ、区画門閉じてるけど、どうするの?」
「決まってるじゃない、飛び越えるのよ、飛べないなら手ぇ出しなさい」
「だいじょぶ」
リリファはどや顔で応える、なんだこいつ。
区画門の方を見ると壁の両サイドに隠れるように弓を構えた兵士がいた。
区画を分ける壁は南と西、東と北を分けている部分が有事の際の防衛線となる、そして今いるのが東区、東区と北区の門付近は東区側はほとんど一本道で北区側は前線基地を構築しやすいように広場になっていて、壁には階段状の花壇がある。
それを踏んで弓を構えてるんだろうな、花植えに参加したリリファはそれに気付くと少しだけムッとした表情になる。
子供らしいこともしてるんです、子供ですから。
階段状なのは元々それを考慮していたのだろう。
ママんがジャンプした、魔法も使わずに、マジかよ、驚きながらも俺は、飛行魔法を起動させる。
風魔法を使い飛ぶのは今日何回目なんだろうか。
こんな序盤からなにやってんだろ、まだ目的がないから本編のほの字も無いのに。
これ以上畳み掛けるような展開はありません。




