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ふおん


「ねぇ、リンド、なんでゴブリンに警戒、なの?討伐すればいいのに」


『それより怖いのがいるから軍が動かせないんだよ、南東の公国なんかがね?多分周辺海域を探索して安全が確認できたら森の方にも軍が出るよ』


公国とは停戦中だったのだが、最近不穏な動きを見せてるそうな。

上陸されても市街地を使った徹底抗戦ができるようにしている、領都までの直線の道があるから、実はずっと死守命令が出ているらしい。


「ふーん」


よくよく考えると結構この辺やばいな、北の王国と併合して名前を使って今まで凌いできたけどそのさらに北の帝国も動きそうなんだよな、レーデン領軍はトップクラスの実力があるといわれるが二国を相手にはできない。

単体で戦うとジリ貧になる、そもそも仮想敵は公国だけではない。


「おなかすいた」


俺に伝えてどうすんだ。


「ままーおなかすいたー」


「さっき何回も呼んだのに」


「え!?気付かなかった、ごめん」


「最近治安が悪いからあんまりうろつくんじゃねぇぞぉ?」


パパもいた、数日ぶりだ。


「パパ!!おかえりーー」


リリファは一目見ると即座に飛び付いた。


家族っていいもんなんだなぁ。

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