ごぶりん いち
誤算があった、ゴブリン結構速いぞ、子供の足じゃ追い付けない。
なので風属性で足を撃ち抜くことにした。
バスッ!!
ゴブリンは転倒した。
「らあぁぁぁ!!」
槍は綺麗に頭を捉える。
『引け!!』
リリファが体を引くと目の前に矢が落ちてくる、まぁ引けなかったらそらすけどね。
弓を構えたゴブリンが二匹いた。
『見えるか?』
「あの、二匹かな?」
『そうだな、見たところ二匹だ』
二匹の弓ゴブリンは逃走を始めた、集落まで案内してくれよなー。
「まだ走るの!?」
『がんばえー』
んぇ!?あのゴブリンは!?
『止まれ!!笛ゴブリンだ!!』
「え?何?笛ゴブリン?」
リリファは足を止めた。
「笛ゴブリンって何?」
『笛で回りのゴブリンを指揮する上位個体だ、しかも笛ゴブリン同士で通信魔法が使えるから異常があればすぐに伝わる』
法螺貝みたいなものだ。
「短くまとめて!!」
『こいつらの集落かなりでかいぞ、やめとこう』
弓ゴブリンが笛ゴブリンの所までたどり着いた、笛の音が響き渡る。
「それはいいけど町の近くだよ?どうするの?」
そこまで近くもない、飛行か転移使ってたからそう感じるだけだ。
『あー、じゃあやっちゃう?』
「うん!!」
そこらのドラゴンなんかよりよっぽど危ない橋なんだが。
防護魔法でも貼っとくか、一枚、二枚、三枚…
「視界が揺れるんだけど」
『あ、ごめんやっぱ十枚くらいで良かったよな』
再度笛の音が響き渡り、ゴブリンが少しずつ集まってくる。
子供特有の無謀




