討伐戦 3
「雅臣、数で押せば勝てるとか言ってるぞあいつ」
「みたいだな。相手の力量も測れない雑魚が」
俺達は走ってくる騎士達を傍目にそんなことを話していた。
「1つ質問があるんだけど」
「なんだ?」
「あいつらどうする?一応3つ案があるんだけど」
「どんな案だ?」
「1つ、俺だけで倒す。2つ、雅臣だけで倒す。3つ、2人で倒す。だな」
「そうだな、スピード的には1つ目だろうがここは我にやらしてくれんか?」
「別にいいよ。殺すなとも言わない。好きなようにやれ!」
「分かった。」
雅臣はそう言うと騎士達の方へ突っ込んでいった。
「あ、言い忘れてたけどこっちに向かってきた奴は俺が殺すからな!」
「分かった」
俺は結構大きな声でそう言うと騎士達の中心あたりから声が帰ってきた。騎士達はそっちに集中しているのかこっちには全くやってこない。なので、俺は警戒しながら地面に座った。
「ふぁ〜あ、雅臣のやつ楽しんでるな〜」
俺は欠伸をしながら呟いた。すると、暇そうな俺をずっと見ていた体調のような人が背後から切りかかってきた。俺はそれを音も立てず、後ろも振り向かずに手で止めた。
「やっときたと思ったら全く期待はずれだな。」
俺はそう呟きながら立ち上がって後ろを振り向いた。
「で?後ろから切りかかるのが騎士団長のすることなのか?」
俺は少し殺気を込めてそう言った。
「へっ、魔王相手に卑怯だなんだと言ってられるか。」
俺の言葉にそう返してくる騎士団長に俺は「じゃあ、こっちがどんな手を使ってもいいってことだな。魔王なんだし。(魔王は俺じゃなくて雅臣の方なんだがな)」と言ってやった。
「魔王ごときが俺に勝てるわけないだろ!」
騎士団長は明らかに虚言と分かることを堂々と行ってきた。俺はそのことが面白かった。なので少し遊んでやることにした。
「ほらかかって来いよ」
俺は手で挟んでいた剣を話してやった。すると、騎士団長は連続で切りかかってくる。俺はそれをギリギリのところで避ける。すると、騎士団長は俺が余裕が無いように見えたのか少しスピードをあげて切りかかってくる。だが、俺はそれを嘲笑うかのように涼しい顔で避ける。
「騎士団長ってのも所詮そんなもんか。」
俺は一瞬にして飽きてしまった。なのでもういいと考えた。
「じゃあ、バイバイ」
騎士団長は疲れて言葉も出ないのか無言である。だが、俺はそんな騎士団長に情もなく月炎を抜いて騎士団長の首を落とした。そのあと、死体が残るのも嫌なので綺麗に月炎で灰にした。そのあと、雅臣の方はどうなっているか見ると雅臣を中心に騎士達が全員が死んでいた。死因はそれぞれだったが生きている者はいなかった。
「流石だな」
「当たり前じゃ」
俺が雅臣に賞賛の声をかけると雅臣は当然のごとくそう答えた。そんなやり取りをしていると森からまた騎士達が出てきた。
「まだいたのかよ」
「めんどくさいな」
2人は嫌そうな顔をしたがそんなことはお構い無しに騎士達は切りかかってくる。
「まだやるか?」
「もういい、こいつらから学ぶことは何一つない」
雅臣はそう言い切るとその場に座り込んだ。
「じゃあ、俺がやりますか。」
俺はそう言って雷切を抜いた。そして、雷霧を横に一閃した。
「お前らもういいわ」
俺のそんな呟きと斬撃が騎士達を切るのはほぼ同じタイミングで出てきていた騎士全員が霧とかした。
「流石にもういないよな」
俺はそう言ってしまった。そう、フラグを立ててしまったのだ。そのおかげかどうかは分からないが、また、森から騎士達が出てきた。
「もういい」
俺はそう叫びながら雷霧を一閃した。すると、さっきと同じで全員が霧に変わった。
「もう、めんどくさいから出てくんな。」
俺はそう言いながらサーチを使って生き残りがいないか調べた。
「もういないみたいだな。」
「そうなのか、それは良かった。」
俺がそう言うと、雅臣が近づいてきてそう言った。
「それじゃあ、帰るか」
「そうだな」
俺達は自分の家に帰った。そして、俺達が帰ったあとのその場所には雅臣が殺した騎士達の死体だけが残っていた。




