表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

「嘘をつく…そして、必ずバレる。」

本作は漫画脚本スクリプト形式で執筆されています。





嘘が生まれる前に…そこには「声」があった。


聞こえないはずの声が、沈黙の中で叫んでいる。


周りの誰もが話している。

でも、誰が「語らない何か」を持っているか考えたことはあるか?


私は真実を求めているわけじゃない。

ただ、いつ嘘をついたのかを知りたいだけだ。


ここでは誰もが無罪じゃない。

沈黙する者は何かを隠し、語る者は何かを欺く。


だから私は、語られなかった声に耳を傾ける。


声とは、人間が生んだ最初の嘘だ。


これは私の物語じゃない。

沈黙しながら真実を知っている…そんな「あなた」の物語だ。


「最も危険な嘘は、語られる嘘ではなく、聞かれて信じられてしまう嘘だ。」


---


1ページ目


学校の外観を捉えた広角ショット。空は曇り、小雨が降っている。


内なる声 ― カイト


「最も危険な嘘は、語られる嘘ではなく、聞かれて信じられてしまう嘘だ。」


雨粒が流れ落ちる窓のクローズアップ。教室の中は静まり返っている。


内なる声


「言葉は人を欺くが、声は決して嘘をつかない。」


窓の外を見つめるカイトのクローズアップ。雨粒が彼の顔に反射している。


---


2ページ目


静まり返った教室。生徒が緊張した面持ちで先生の前に立っている。


生徒:


「すみません、先生。宿題を忘れてしまいました。」


鋭い目で生徒を見つめるカイトのクローズアップ。



(心の声)


「嘘だ。少し躊躇している…二つ目の言葉に震えが…その偽りの口調には騙されない。」


生徒が少し言葉を濁しながら話す口元のクローズアップ。


---


3ページ


教室のドアがゆっくりと開く。


先生:「新しい生徒が来ました…どうぞ入って自己紹介してください。」


瑞希は黒板のそばに自信満々に立ち、軽くお辞儀をする。


瑞希:「加賀美瑞希です。よろしくお願いします。」


---


4ページ


海斗は驚いた表情で彼女を見つめ、声を「読み取ろう」とする。


(心の声)「瑞希…彼女の声…分析できる要素は何もない?ありえない…」


彼女の黒いノートのクローズアップ。


ノートのタイトルがクローズアップされる。「嘘をつく際の声の変動に対する神経系の影響」


---


5ページ


瑞希は海斗の隣に座り、静かにノートを開く。


海斗は怪訝そうに彼女を見る。


(心の声)


「俺が調べていたことと同じだ…これは偶然じゃない。」


---


6ページ


海斗は彼女の呼吸をじっと見つめる。


彼の大きく見開かれた目。


瑞希の揺るぎない目。


(心の声)

「全く動揺していない…全く嘘のトーンがない…」

---


7ページ


コマ1:海斗は驚きながら呟く。

「…ありえない。」


瑞希は彼を見ずに言う。

「ありえないというのは、ただの一時的な無知に過ぎないこともある。」


そして彼女は彼の方を向く。

「私の声を読もうとしていたの?」


---


8ページ


二人の間に張り詰めた沈黙が流れ、視線が交わされる。空気には緊張感が漂う。


(心の声)

「俺の心を読み取っているのか?俺が誰だか知っているのか?」


---


9ページ


回想シーン ― カイトの幼少期の記憶、大人たちを観察していた場面。


(心の声)「俺は嘘を分析して生きてきた…言葉の裏に隠された真実を…震えの中に真実を見抜くまで。」


---


10ページ


教室に戻ると、先生が黒板に何かを書き込んでいる。


(心の声)「偽りの声…揺らぎ…ありえない。」


---


11ページ


ミズキがノートに何かを書き込んでいる。


彼女が書いたものの一部:「声は裏切らない…あなたがそう望まない限りは。」


(心の声)「あなたは誰?」


---


12ページ


チャイムが鳴り、生徒たちが教室を出て行く。カイトは立ち尽くしたまま動けない。



(心の声)「初めてだ…答えが見つからない。」


---


13ページ


水月が彼のそばを通り過ぎ、少し立ち止まる。「海斗…君の声も嘘をついているの?」


---


14ページ


驚いた彼の目、そして穏やかで謎めいた笑み。


(心の声)


「ゲームが始まった…始まりのない声…そしておそらく終わりのない声。」


---


15ページ


回想:暗い場面で、かつての教師が海斗に語りかける。


「誰かが嘘をついているかどうか知りたければ…言われていないことに耳を傾けなさい。」


---


16ページ


海斗と母親の思い出。


(心の声)


「母でさえ…『大丈夫』と言えば嘘だと分かった。」


---


17ページ


海斗は校庭で水月を見つめる。



(心の声)

「みんな声のトーンを残す…彼女以外は。」


---


18ページ


カイトは学校のデータベースを検索する。


(心の声)


「音声記録なし…学業データなし…」


---


19ページ


ミズキは遠くからカイトを見守り、生徒たちの中に紛れて姿を消す。


---


20ページ


カイトは自室にいる。机の上に謎のメモが置かれている。


「君の声は君のものだ…誰かが君の代わりに話すまでは。」


---


21ページ


メモに書かれた記号のクローズアップ――音波の波形。


(心の声)


「誰が書いたんだ?」


---


22ページ


カイトはベッドに横になり、天井を見つめている。


(心の声)


「これはゲームの始まりか?テストか?呪いか?」


---


23ページ


兄の声に似た内なる声。


「すべてを明かすことはできない…嘘の中には、君を守るものもある。」


---


24ページ


カイトは古いノートを開き、かつての先生のノートと同じシンボルを見つける。


(心の声)「僕はただ、過去の糸切れに過ぎない…」


---


25ページ


翌日。カイトは以前よりも警戒しながら登校する。


ミズキが彼のそばを通り過ぎ、囁く。「すべての声を読もうとしないで…読めない声もある。感じ取れる声もあるのよ。」


---


26ページ


カイトは微笑むが、それは緊張した笑みだった。


(心の声)「彼女はただの生徒じゃない…歩くメッセージだ。」


---


27ページ(終わり)


教室を見下ろすショット。



カイトはノートにこう書き記す。「未知の声 ― 聴覚幽霊説」

(内なる声)「始まりは声から始まった…そして終わりは…沈黙しないだろう。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ