資料No.17 双塔649年:ドローマ隊武力蜂起
双塔649年:ドローマ隊武力蜂起
旧都中心街公館にて公警所属のドローマ隊が4月1日早朝に大規模反乱を起こした。公警の捜索特化部隊であったドローマ隊は旧都中心街にて非武装中の公警部隊の射殺、撲殺を行った。同日正午、国王直属の第一公警近衛部隊ドラス総統らによりドローマ隊の武力鎮圧に成功。死者数百人を超え物的被害も甚大なものとなった。これは300年の歴史を持つ旧都における公警を目標とした初めての人災であるとされる。
【旧都陰謀誌241号】
発刊日4月13日
発刊元クァリツ冊子会社
本文引用:
当該の武力蜂起における様々な憶測はその殆どが虚偽の報告によったものである。我々は今回の首謀者であるドローマ隊隊長ヤハウェ氏への独占質問に成功した。
Q. 今回の騒動は誰による手引きか。
A. 全て私の独断だ。
Q. なぜこのような倫理に逆らう行いを。
A. 旧都の中枢機関は我々世俗に隠し続けている秘密がある。それらの公開を求めた行為だ。
Q. どのようにしてあなた方は秘密の存在を知ったのですか。
A. 4年前の民族蜂起の首謀者リャツから聞いた。全てをここで話すことはできないが、我々が存在を知らない公警の中核部隊がいると言う。公警内でもその存在は知らされていない。
Q. その部隊を炙り出すために、という理由も今回の蜂起の目的には含まれていたのでしょうか。
A. ああ、そしてそれは成功した。
ここでドローマ隊武力蜂起に関する文章は終わっている。当会社の質問者は発刊後逃亡した。理由は不明である。
【欠落記録】
時刻4月15日
旧都全域の電子情報共有空間から情報の大規模欠落を確認。予想される当該情報は北大図書館捜索記録に関する全ての情報であるとされる。新北図書館管理室に所蔵されていた現物の資料も管理室の全資料ごと消失している。ドローマ隊武力蜂起とそれに関わったクァツ族リャツによる繋がりが関係していると考えられる。
先日、公警に被害届及び調査嘆願書を提出したが未だ応答は無い。
観測者:第4修史局員・ラーダ




