少女
やっとの思いで自室に着き、倒れるようにしてベットに転がり込む。
何も考えたくない、などと思いながらも色々なことを考えてしまう。
「このまま死んでしまえばいいのに、」
なんて、本心かどうかも分からない言葉が飛び出す。なんだかとても眠い、…いっその事寝てしまおうか……
コンコンコン、とドアを叩く音がする
『おい、いるんだろー?』
いないフリをしていると舌打ちと同時にドアが開かれる
「いるじゃねーか、!
お前、洗濯班のやつらが探してたぞ、またそんな服血だらけにしやがって…
なんでそんなんになるのにセーラー服着続けるかねぇ?…」
こいつは同じ郡に所属している九条修
これでも結構心を許している方だと思う。
「無視かよ……はぁ、
まぁいいや、早く行かないと彼奴らもうすぐくると思うぞ?
あ、噂をすれば…」
『九条さん!こんにちは!!あ、!!またそんな血だらけのまま布団に潜り込んでるんですか!?シミになりますよ!!』
嫌でも自分の顔が歪むのがわかる。こいつは洗濯班の中の1人、名前は忘れた……というか洗濯班に限らず軍の人はすぐに変わるから覚えれないことが多い。
『さ、!…今すぐ洗濯しますので服脱いでください!!…シーツもどうせ汚してるだろうと思って持ってきましたから!!』
……言われるがままにベッドから出ると脱がされる
「お前らさぁ?俺のことも考えてくれたぁ?一応男なんだわ!!」
修を見ると手で目を隠して後ろに背を向けて部屋を出ていく
『すみません!完全に忘れていました!さ、こちらに着替えてください!』
渡された軍用の寝衣のようなものに着替えていると、洗濯班の女はベッドのシーツ交換をしていく姿が目に入る、
「名前は?」
『え、?』
「君の名前」
『水野菫です、』
「すみれ、…か、そっか…」
「何かありましたか?」
そう言いながらテキパキとシーツ交換が終わって汚れたものを集め始めている
「別に、何もない」
「そうですか!、さ、終わりましたので出ますね!!さようなら!」
汚れた服とシーツを持って出ていく
菫が出ていく音と同時に入ってくる気配がする
「何話しよったん?俺一人寂しく廊下おったら凄い笑顔で水野ちゃん出ていきよったけど?」
「別に…」
「ふーん?まぁどーでもいいけど、…
お前に会いに来たんは他でもない、もうすぐこの争いが終わるかもって話をしに来たんや」
その言葉を聞いた時、窓から見える夕焼けがいつも以上に赤赤と見える気がした




