言霊詩篇 白書

道程

昨日の明日は今日じゃない

明日の昨日も今日じゃない

今という時間はあっという間に過去へと姿を変えてしまう

手を伸ばせばそこには未来の出来事がある

くよくよするのは何でだろう

今を見つめている自分は何だろう

今なんてそんなものは存在しないんだ

常に未来へと流れる時間の中で

ただ過ぎ去った過去を悔やんでいるだけだ

ならば今をくよくよすることは何の意味もないこと

明日に向かってただ歩くだけ

過去の尻尾を引き摺って

それが僕の歩んできた道になる