「敗者復活?2」
みはるの部屋には、
ひさめとネネという微妙な立場の二人が揃っていた。
驚いたのはみはるだった。
「二人で来たのかよ」
と
いきなり言ったので、
キミカに足を踏まれた。
「どういうこと?」
と、
ネネが訊くと、
キミカが、
「珍しいから、
みはるのバカが驚いたんだよ」
と言うと、
みはるは、バカと言われたのに、必死で頷く。
「何か怪しいわね。
それに、みはる、キミカに何か弱み握られているの?
ついさっきまでの暴君とは全然違うじゃない?」
カンの鋭いネネがそう言うと、
「僕も反省したんだ」
みはるはそれしか言わなかった。
そして、
ネネが二人に補欠を明日選ぶことなどを話した。
「えー、僕も参加できるのか?」
みはるは一瞬喜んだが、
「あんたは参加するだけよ」
と、
キミカにすぐ言われて、
みはるはうつむいた。
「でも、今みたいなら、
明日のがんばり次第では補欠にはなれるんじゃない。
でも、補欠は発言はできないから、
前みたいに何でも訊いちゃだめよ」
と、
今度はひさめが言う。
「そうか。
でも、キミカとサヤが相手じゃ、
勝てそうもないな」
と、
みはるが言うと、
「じゃあ、私を応援してよ。
あんた、
サヤ嫌いなんでしょう」
と
キミカがストレートに言うと、
「そうだけど、どうやって?」
「ちょっとねえ。
そうだ、場合によっては、
あんたも一緒に補欠になれるかもよ」
キミカは、何か、思いついたようだった。
「じゃあ、
サヤだけはずれるということか?」
「そうねえ、そうなるかもねえ」
と
キミカが言うと、
「みはる、いーい?
たまおくんとふうたくんには土下座してでも、
謝るのよ。
先にそれをやるのよ。
いいわね」
と、
ひさめまで、みはるに期待させるようなことを言う。
「あの二人に土下座かよ」
と、
みはるが渋ると、
「ダメよ。
みはる!そんな態度じゃダメ。これから謝りに行くわよ」
と
何故か、
ひさめがみはるを連れて、
「じゃあ、
これからみはるを謝らせて、そのまま部屋に戻るから」
と言って、
みはるの部屋なのに、二人で出ていってしまった。
二人が出ていったのを、
キミカが確認すると、
「ひさめも必死ねえ。
まだ、誤解したままなのねえ。
本当は誤解を解いてあげてもいいんだけど、
それだと、
私にチャンスがなくならから」
と、
キミカが笑って言うと、
「永久のくんのこと?
私はせっかくメンバーに、
しかもリーダーになれたのに、
いい迷惑よ。
あんたが補欠に落ちたら、
私が誤解を解くからね。
私も永久くんもお互いに興味がないんだから」
ネネはそう言って心配そうな顔をしたのだった。




