「再び敗者4人」
賢明の部屋では、
やっと賢明がサヤを納得させ終わっていた。
「うーん、
たまおくんとふうたくんが
そんなに頭がいいとは思わなかったわ。
それに、
そこまでルックスやチームワークが重要だとはね。
で、
賢明くんはメンバーに入り込む自信があるの」
「うん。
一人、危ないのがいるから、
チャンスがあると思う」
「永久くん?」
「違うよ、ひさめちゃんだよ」
「でも、女じゃない」
「そう思うだろう。でもね」
賢明はそう言うと、笑った。
「みはる、
あんた、ケンタくんのこと好きなんじゃないの?」
キミカが突然言いだす。
「だから、あのとき、
メンバーからはずされてあんなに泣いたんじゃないの。
たまおくんとふうたくんをいじめたのも、
二人がケンタくんをバカにしてるからでしょう」
キミカの突っ込みに、
「バレてたのかあ。
じゃあ、みんなにもバレてるかなあ」
みはるはそう言うと、
また、顔が真っ赤になる。
「数人にはバレてると思うわよ。
この私でもわかるんだから。
それにしても、
あんたはバカよねえ。
あんなことしたら、
ケンタくんにも嫌われるわよ」
「そうだったか。
代わりにやっつけてつもりだけどな。
うーん、もう僕はあきらめたから、
それより、どうしたら、
キミカがメンバーになれるんだ?
教えてくれ」
みはるがキミカにそう訊くと、
「明日、何かあるわよ」
と
キミカは笑った。




