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第6話 極東即発

12月8日に起きた騒動は

世界に激震をもたらした


朝鮮人民共和国は滅亡し

高麗民国は済州島以外を喪失

中華人民共和国は、満州独立と西部の暴動で混乱し続けた

日米は、対話の道を探っていた


12月10日

満州共和国建国宣言が発表された

そして、暫定大統領の姿が見えたとき、日本政府は目を疑った

「初代満州共和国大統領の柊昇一です」


多くの日本国民が驚いた


東京

「まさか、黒幕が柊昇一だったとは」

「事実上の満州帝国の再現ですよ、まぁ日本は支援してませんが」

「後ろ盾は、ロシアか」

満州共和国建国式典に

ロシアと中東各国から外務大臣や代表団が参列していた


「武器も、後ろにあるのって、T-90Uですよね」

「BMPー3の姿もありますね」

「どれもロシア製だな、まぁ中国製の戦車もあるみたいだが」

「承認するべきですかね」

「いや、満州共和国を認めるとなると高麗民国が黙っていない、それに中華人民共和国の出方も見えない」

「様子身ですか」

「ああ」


だが、その10日後だった

済州島

「なっ、何のまねだ、ペク・ソンウン陸軍参謀総長」

「あなた方を公職追放します」

「お前、国を満州帝国に売り渡すのか」

「違いますよ、満州共和国に編入されるんですよ」

「同じだろ」

「そういう貴方達は、釜山をあっけなく放棄しましたよね、国民をおいて」

「EATOの反撃と共に一気に奪還を」

「大統領、もう高麗民国陸軍は貴方を見限りました、海軍は日本の佐世保や福岡に逃げたようですが」

「っく」

「高麗民国の大統領辞任と高麗民国解散に同意願えますか」

「行政関係の最高司令官でしかない、司法や立法に限っては、私の一存では決められない」

「つまり、高麗民国行政府に限って、降伏は受け入れると」

「ああ」

「すでに高麗民国の最高裁判官達は高麗民国の司法権を放棄しています。議員達は、全員任期満了を持って議員失職です」

「・・・・・・・・そうか」

済州島でクーデターが起こり

満州共和国よりの陸軍派閥が政権を掌握

高麗民国海軍は相次いで日本に亡命、空軍は逃げるところを、日本国防空軍や米極東軍が敵航空機と誤認して墜落させてしまったり、満州共和国空軍の攻撃で撃墜された


翌日

日米は、高麗民国を見限ることを宣言

在日在米朝鮮人で犯罪を起こした人は満州共和国へ強制送還する法案を両国は決議

満州共和国を国家承認した

奇しくもその日は 62年前 日本とタイが 日泰攻守同盟が署名された日だった


西海道 福岡

「釜山に帰れと言うのか、しかも蔚山広域市で建造していた、イージス駆逐艦を雷撃処分するですって」

「満州共和国に世宗大王級駆逐艦を渡すわけにはいきません」

「だからって、沈めるんですか」

「イージスシステムは、アメリカの技術の結晶です。それをロシアに奪われる危険性のある満州共和国に明け渡すのは、アメリカを始め、EATO各国は望んでいません」

「高麗民国はEATO加盟国だぞ」

「洛元帥、高麗民国は、すでに滅びました、本当ならあなた方は不法入国で逮捕されるはずなんですよ」

「日本に高麗民国の大使館があるだろ」

「日本政府は、来週12月28日付けで、在日高麗民国大使館の正式閉鎖を行うつもりです」

「つまり、国交は断行すると」

「そのつもりです」

「・・・・・・・・、大阪大震災や日本統一戦争では手を貸してやったのに」

「逆に足を引っ張っていた気がしますが」

「頼みます。我々を救ってください」

「あなた方には、大きく2つの選択肢しか与えられません

・・・・・・・・1つ目は、不法入国者という名目で、朝鮮半島にたたき返す

・・・・・・・・2つ目は、高麗民国国籍を放棄して、日本国籍を取得するか

以上の2つしか与えん」

「むっ、無茶苦茶だ」

「期限は28日の大使館閉鎖までだ、閉鎖された後、不法に滞在している、朝鮮人と高麗民国人は、強制送還として日本海の港から、釜山へ船で送還させる」


「・・・・・・・・そんなことするぐらいなら」

「何です。やろうって言うんですか」

「釜山に帰ります。不法入国者扱いで逮捕されるよりなら、満州共和国に投降した方がマシだ」

その後、他の兵士たちは

4割が、投降を決意

5割が、高麗民国の誇りを守る決意で、別の国に脱出か不法入国扱いで逮捕送還

1割が、国籍放棄で日本に移住を示した


続く

脱獄亡命で後に別の国の大統領になったという設定に無理あるんじゃないのかという人がいるとは思いますが

ご理解してください

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