迦楼羅天メンバー愛越蓮&赤丸星凪VSラフな格好の怪異 骸
魔帝流隊員「祭刃さんがやられた…もう俺たちは終わりだ…」
孤立無援の状況の魔帝流が総長を失ったら勝利はおろか生きて帰れるかどうかの問題になってくる
伊月「魔帝流よ!注目ぅ!」
近くにいた者達の視線を独り占めする
伊月「お前らの総長は倒した!つまり!俺の言動次第で好き勝手できるってわけだ!それが総長のタイマン!族の存続を賭けた戦いだ!」
魔帝流隊員「…クッ」
伊月「魔帝流隊員よ!選べこのまま孤立無援の状況で絶望し続けるか!それとも俺と言う最強の格闘家という希望を後ろ盾に持ち戦い続けるか!さぁ!お前らはどうする!!?」
魔帝流隊員の答えは聞くまでも無く決まっていた
孤立無援の絶望的状況では自ずと希望を求めてしまうものだ
なら魔帝流隊員の答えは決まっていた
伊月「俺が三代目魔帝流総長!柏本伊月だ!文句がある奴はかかってこい!」
魔帝流隊員「…総長!よろしくお願いします!!」
魔帝流は一つの抗争で二代目から初代に戻り三代目になるという前代未聞のチームになった
伊月「行くぞ魔帝流!着いて来い!」
魔帝流隊員「はい!!」
抗争開始から1時間29分
三代目魔帝流結成
時は少し戻り抗争開始から1時間24分時点
怒愚羅・魔愚羅総長荻内響が倒されていた
倒れた原因は不明
持病で倒れたわけではない
明らかに外的要因での気絶だが怒愚羅・魔愚羅隊員も響に敵が来ないかちゃんと見張っていた、それに全体を見渡している指揮官の響が敵を見逃すわけがない
なのに倒れた
裏切りだったら話が早かったがそんなチンケな物じゃない
まるで銃声のない狙撃用ライフルで打ち抜かれたかのようにいきなり倒れた
本当に誰に何をされたのか不明だ
抗争開始から1時間24分
大将首の数が並んだ
互いにあと一つだ
この情報は戦場全体に伝達された
場所が変わり
久々の蓮と星凪だ
相も変わらず異能力の合わせ技で無双していた
星凪「所沢の総長もやられたらしいね」
蓮「あぁ、あの外国軍人みたいな人か」
星凪「それも誰がやったか分からない」
蓮「不思議と心当たりがあるな」
星凪「な~」
蓮「大将首も残り一つまで落ちてる、終わりが近いな」
星凪「なら仕事は早めに終わらせて後は荒〇行動しようぜ!視線誘導標!」
周囲の視線を独り占めにする
それに合わせて蓮がバットを振るう
だが今回は例外が起きた
骸「な!?」
怪異との接触だ
骸は蓮に攻撃を放とうとしたが、ちょうど星凪の異能力が発動し視線を奪われ攻撃を外してしまった
蓮「この仮面!?怪異!?」
星凪「蓮!理解させる前に殺せ!速攻だ!|」
蓮「おう!」
抗争開始から1時間25分
迦楼羅天メンバー愛越蓮&赤丸星凪VSラフな格好の怪異 骸
蓮が回り込む様に走り出す
星凪「視線誘導標!」
能力を発動させながら蓮と逆方向に走る
骸「お?」
視線が勝手に星凪の方に吸い寄せられてしまう
蓮が完全に背後を取った
怪異に向けて異能力を使用しバットを振る
蓮の異能力のおかげで時速200kmを超えている
視線は星凪に釘付けになっているため、攻撃方向を確認する事が出来ない
これを避けるには運に任せて回避行動をするしかない
常人ならね
骸は地面に落ちた
骸の地面だけが水に変わったと錯覚させるほど当たり前かの様に落ちて行った
それにより蓮のバットが空を切る
蓮「何!?」
星凪「どこ行った!?」
目の前にいたのに急に消えた
星凪「…背後警戒!」
背中合わせになり互いの死角をカバーする
骸「良い判断だ」
地面から出てくる
蓮「地面に潜る異能力?」
星凪「奇襲性能が高い異能力か…所沢を倒したのはお前だな?」
骸「君は本当に察しがいいね」
星凪「恐らくだが、本来は大将首はやる予定ではなかったが今動ける神与那原一家は長男のみ、熊谷狂走連合は壊滅し2代目川口総長はやられて初代に戻り連合から脱退した、あまりにも戦況が悪すぎるからでざる負えなかった」
骸「別に~…私がやった方が良いと判断したからだよ」
星凪「なら初めから怪異全投入で人間を壊滅させるのが最善だろ、なぜしない?」
骸「お前…ド〇クエとかで開けられない扉が有ったら『魔法でぶっ壊せよ』とか言うタイプだろ」
星凪「思春期は達観してる俺カッケーとか思う時期なの、仕方がないの、怪異には分からないものなの」
骸の発言に対しては否定はしなかった
骸「やはり人間は理解しがたいな」
星凪「…その発言的に理解しようとしたことはあるのか?」
骸「その質問は黙秘しよう」
星凪「じゃあ質問を変えよう、なぜ怪異であるお前がド〇クエを理解しているのだ?」
骸「知らね、生まれた時から記憶にはあった…それ程有名って事だろ」
星凪「怪異は人間の憎悪などから生まれる存在…人間の記憶を引き継ぐ個体が存在している?」
星凪の脳みそがフル回転する
怪異に対する新しい理論、仮説、見解、常識、これらが変わるかもしれない
骸「ねぇお話はもういい?」
星凪「おっと、話が長かったな」
蓮「あぁ終わった?」
星凪「頭使う系はお前ダメだもんな」
蓮「あぁ、原付免許一度落ちた」
星凪「アレ落ちるって相当だぜ」
蓮「話の続きはこいつを倒してからにしよう」
星凪「そうだな!」
先程同様に二手に分かれて挟み撃ちを狙う
星凪「視線誘導標!」
先程まで、ただ話していたわけではない
視線誘導標のクールタイムが終わるのを待っていた
大分前から終わっていたがね
骸「やっぱり視線誘導系か」
後ろから蓮が来て攻撃を仕掛けようとする
この連携の対策は単純だ、蓮以上の速度で前に進めばいい
星凪「げ!」
骸が一気に星凪との距離を詰める
星凪が逃げるが骸の方がスピードが速くいづれ追いつかれてしまう
星凪「クッソ!運動不足か!」
逃げる事は諦めて迎え撃つことにする
骸の速度に合わせて中段蹴りを繰り出すが地面に潜り避けられてしまう
ここまでは予想通り
問題は何処から出てくるかだ
星凪「ギャンブルか…大好きだよ!」
普通に考えて死角からだが、発見してからの反撃は時間がかかる
もし正面なら発見が容易い、故に最高火力が出しやすい
ギャンブラーなら後者を選ぶ
星凪「さぁ!賭けだ!」
骸は前から出てきた
星凪「ラッキー!」
魁夷との距離を詰める
骸がガードを固め、反撃の準備をする
星凪「甘ぇんだよ」
骸の襟を掴み股関節辺りに足裏を置く
そして後ろに一緒に倒れ投げる
通称、巴投げだ
星凪「朔真に教わって良かったぜ!」
骸「ぐぁ!」
受け身を取れずに地面に激突する
星凪「月明りとペルセウス座流星群と狐の面…映えるね」
骸「やってくれたな!」
星凪「まだまだ!」
星凪が距離を詰める
それに合わせて骸が拳を突き出すが、避けられる
避けた星凪がアッパーを繰り出すが、後ろに下がることで避ける
だが骸の避けた先には、回り込んだ蓮がいた
骸「ヤバい!」
蓮「最高出力!神速神打!」
今まで以上の速度でバットを振るう
骸「がぁ!!」
骸は地面に潜らずガードで対応する
かなりの距離吹き飛ばされる
星凪「潜るそぶりすら見せなかった?間に合わなかったのか?いや、蓮が後ろに居たことは確認していた」
先ほどと何が違う?
クールタイムか?
それだけじゃない気がする
…もしかして
星凪「…影が…無い?」




