第四戦 熊谷狂走連合副総長外跳独尊VS羅愚那骸苦副総長白鳥夢神
抗争開始から50分
第四戦
熊谷狂走連合副総長外跳独尊VS羅愚那骸苦副総長白鳥夢神
夢神「行くぞゴラァ!」
独尊「来い!」
夢神距離を詰める
夢神の体格は183cm81kgで脂肪ではなく筋肉による体重があるタイプのヤンキー
対して独尊の体格は175cm57kgの筋肉が比較的少ないペラペラヤンキー
この二人は体格差が激しい
ボクシングなら夢神はクルーザー級、独尊はフェザー級で9階級違う
もしボクシングの無差別級でこの対戦になったら十中八九夢神が勝つだろう
9階級離れてる相手の試合は公開処刑に等しい
それは言い過ぎと思うかもしれない
だが現実はこうだ
仮に君が男性の63kgだとしよう
そんな君の9階級下の対戦相手は47kgつまり平均体重の中学一年生男子だ
階級が9個下だとそのぐらいの差がある
負ける気がしない
それぐらい体重差とは大きいのだ
この事実は夢神、独尊の双方が知っている常識だ
そしてヒョロヒョロの独尊や一般時には無く、ヤンキー、半グレ、ヤクザ、や筋肉がある夢神などが持っている認識があった
筋骨隆々の相手より、千紗都や独尊のよな筋肉が無いのに名が知れ渡っているヤンキー、半グレ、ヤクザの方が怖い
その理由は
独尊「タルワール!」
その言葉に反応して東埼玉連合の下っ端が独尊に刀を完璧に投げ渡す
まるでバスケのパサーのようだ
パシ!
独尊が夢神から目を離さずにキャッチする
千紗都や独尊が恐れられてる理由は中途なく刃物を使用できる異常な精神性だ
コイツ等の常識や道徳は一般とズレていることが多い
独尊もその一人だ
独尊が刀を抜く
タルワールはインドの武器、片刃の曲刀だ
イギリスのサ-ベルに近い
刀を目前にしても夢神は絶対に引かない
引けないのではない
引き返すことは可能だ
だが夢神も朔真や竜胆、明王のように強敵、強武器が相手でも引かない
一般的に考えれば引き返すべきだ
でも引かない
なぜなら本人達には自覚は無いが彼らの精神面は千紗都や独尊に負けず劣らず異常だし
そもそも暴走族は一般と価値観が合わない者達が群れた犯罪集団だ
考えが一般と合うわけがない
独尊「引けよ!異常者!」
刀を振り下ろす
夢神が避けきれず服が斬れる
模擬刀ではなく真剣なので当たり前だが斬れる
夢神「あ~あ、十万円以上もしたのに…」
一番最初に特攻服の心配をする
刀を斬り上げる
夢神が避ける
避けるだけで何もしない
独尊の刀を警戒しているのか、何か狙っているのか
独尊が刀を振り下ろすが避けられる
避けた夢神が反撃にでた
夢神「ブチ折ってやるよ!」
踏んで折ろうとする
が夢神は知らない
タルワールはダマスカス鋼で出来ている事を
ダマスカス鋼で加工された刃物は多い、例えばアウトドアナイフや高級包丁
ダマスカス鋼で加工された刃物はは見た目が良く、鋭い切れ味が持続する
そして何より、優れた耐久性を誇る
普通の日本刀なら折れただろう
だがタルワールはしなやかで強靭な刀だ
ヤンキーの踏み潰し程度では折れない
タルワールは柔軟性がある刀
曲がるが直ぐに元に戻る
ま、色々御託を並べたが夢神の両手が開いた状態で刀を封じた事には変わりはない
独尊「ゴハッ!」
独尊の腹に強烈な一撃を入れる
独尊は刀を手放し殴り飛ばされた
だが夢神は違和感を覚えた
夢神「…防弾チョッキか?」
独尊「当たり」
直ぐに立ち上がる
夢神「この刀邪魔だな」
放置しとく理由もないので刀を地面に深く突き刺した
そして持ち手を折る
バキ!
夢神「コレでよし!」
独尊「あ!お前!それ高いんだぞ!」
夢神「知らねぇな!」
独尊「殺す」
独尊から距離を詰める
両手には武器が無い
だが、逆に夢神を警戒させた
なぜなら独尊が素手喧嘩する訳ないからだ
独尊はクマが爪で引っ掻くような攻撃をする
この攻撃は通常人間がやっても脅威にならない
だが武器を所持していたら話が別だ
独尊はもちろん所持していた
バグ・ナク
インドの鉤爪型の暗器
ヒンドゥー語で虎の爪を意味する
コレが造られた時はそこまで脅威ではない暗器だが
現代では甲冑はない
相手は接近戦の拳のみ
接近戦はバグ・ナクが最も得意とする距離だ
なので接近戦闘は避けるべきなのだが
独尊「ガハッ!」
この男は攻める、攻めて攻めて、攻め続ける
夢神の戦いは格闘技と言うにはあまりにも自由で汚く、武術と言うにはあまりにも荒々しかった
強いて格闘技で一番近いのを挙げるとしたらそれはラウェイだろう
ラウェイはミャンマーの伝統的格闘技
そして『地球上で最も過激な格闘技』とも称されている
だがそんなラウェイでもレフェリーはいるし、タイムもある、噛みつきや、目への攻撃は反則だし、刃物の持ち込みなんて認められる訳がない
だが喧嘩ならどうだろう
喧嘩にはレフェリーがいない
反則もない
刃物の持ち込みも黙認
一対一を守る理由もない
誰が何と言おうと勝てば官軍負ければ賊軍
敗けたものは勝ったものに首を垂れる
それが夢神のやってきた喧嘩だ
小学生の喧嘩とはわけが違う
日本で最も危険な格闘はもしかしたら喧嘩なのかもしれない
独尊「オラァ!」
バグ・ナクで反撃する
夢神もバグ・ナクが接近戦向きで接近戦は避けた方がいいのは直感で理解してる
が、その思考は昔に捨てた
白鳥夢神は格闘技未経験、喧嘩のみで強くなった
喧嘩だと独尊のように刃物やバールを使う相手は一定数いた
夢神はもちろんソイツ等の相手もしている
つまり対刃物の戦闘にこの場の誰よりも慣れている
独尊は相手の相性が悪かった
何でもアリの独尊なら夢神以外の奴等に致命傷を与えれたかもしれない
だが、不幸にも相手は何でもアリの専門家、羅愚那骸苦副総長白鳥夢神
武器頼りの独尊じゃ勝てなかった
バキャ!
独尊の鼻が折れる
夢神「せーのっ!ドーン!」
掛け声とともに強烈なアッパーを顎に入れる
57kgが宙を舞う
ドサッ!
地面にたたきつけられ完全に気絶している
第四戦
熊谷狂走連合副総長外跳独尊VS羅愚那骸苦副総長白鳥夢神
白鳥夢神の勝利
決まり手:強烈なアッパー
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