第一戦 熊谷狂走連合特攻隊長瀬切伽藍VS羅愚那骸苦一番隊隊長檜村炭宮
抗争開始から52分
川崎呉羽死亡
それに伴い川崎呉羽の命令が全て無効化される
東埼玉連合の勢いが目に見えて落ちる
龍一「どういうことだ?…まさか呉羽が死んだ!?」
一望できる位置にいた龍一だけではなく戦場で迦楼羅天遊撃部隊を探していた終二から見ても明らかであった
終二「どうしたんだ?」
勢いが無くなったのはコイツ等だけか?
謎の勢いの正体を追うべきか戦況を確認のために戻るべきか
終二「…戻ろう」
異常事態こそ冷静な対応が求められる
龍一の他にも戦場を一望出来る者がいた
雁夜「勢いが急に落ちたな…」
縁妖會最高幹部河北雁夜
雁夜「千紗都と若葉がやってくれたのか!」
冷が見込んだ者達はやはり有能な人材だ
東埼玉連合全体の勢いが落ちた
だが例外もあった
神与那原兄弟、梅田祭刃、大宮幹部
西埼玉連合の命運はこの者達に託された
熊谷狂走連合戦線
第一戦
熊谷狂走連合特攻隊長瀬切伽藍VS羅愚那骸苦一番隊隊長檜村炭宮
伽藍「ロン毛が相手か…階級は同じぐらいだろうな」
炭宮「行くよ」
炭宮が構えを取る
その構えは
伽藍「柔道か」
炭宮「そう、白帯だけどな」
檜村炭宮は柔道で初心者が絞める白帯だ
羅愚那骸苦は黒帯なら珍しく無い
例えば明王、朔真、昴などが所持している
ただ羅愚那骸苦は実力があっても取ってない者が多すぎる
だが、白帯止まりは珍しい
伽藍「弱者の象徴じゃん」
炭宮「本当に弱者か確かめてみなよ」
伽藍も構えを取る
炭宮「その構えは…」
伽藍「ボクシングだ!」
伽藍が一気に距離を詰める
炭宮が初撃を警戒する
伽藍が強烈なローキックをする
炭宮「アガッ!?」
伽藍「レフェリーでも呼ぶか?白帯君」
炭宮「いるなら大きな声で呼びたいね」
伽藍が初手を取ったのに距離を取る
伽藍「柔道ってさボクシングの喧嘩では柔道の方が強いって言われてるよね」
炭宮「そうだな」
伽藍「まぁ初手を取れた方が勝つって言われてるが、俺は思うんだ」
上に来てた服を脱ぎ上裸になる
鍛えられた肉体があらわになる
伽藍「こうやれば先手を取られることは無いんじゃないかって」
襟も袖もないので組めない
柔道はベルトより下の位置を掴むと基本的に反則
つまりこの喧嘩で勝ちたいなら柔道を捨てなければならない
伽藍「気を付けるのは背負い投げくらいかな?」
炭宮「確かに組めねぇな」
伽藍「そうだろう!」
距離を詰める
炭宮は四肢の全てを警戒する
打ってきた部位を取り柔術に持ち込もうと考えていた
だが甘かった
シュ!
ボクサーのジャブは炭宮の…否、人間の反応速度では捉えきれなかった
炭宮「コレがボクシングのジャブ!?」
体感で分かる
羅愚那骸苦でボクシングをかじってる奴のジャブより明らかに速い
炭宮「隙も少なく速いな」
柔道の構えを取る
炭宮「羅愚那骸苦の人間は諦めが悪いよ」
伽藍「いいだろう」
ボクシングの構えを取る
伽藍「死ぬまで打ち込んでやるよ」
先程と同様に顔に向けてジャブを打ち込まれる
二度目も捉えきれなかった
伽藍「ほらほらほらほら」
三度目、四度目、五度目、六度目
どんどん打ち込まれる
ボクサーのジャブは格闘技経験者であろうと数回で対応できる技ではない
伽藍「めげないね」
炭宮「諦めは悪いからな」
何度目か分からないジャブを顔に打ち込む
伽藍の腕を掴みかける
伽藍「おっと危ない」
対応してきた?いや、予測か?
どっちでもいいが柔道に掴まれたら一巻の終わりだ
伽藍「少しスピードを上げよう」
ジャブのスピードが上がる
炭宮「さっきのが最高速度じゃないのか!?」
伽藍「加減してあげてたつもりだが…逆に心を折る材料になっちゃったかな?」
炭宮「馬鹿言え、絶望などしない」
構え直す
炭宮「最後は必ず俺らが…いや俺が勝つ」
伽藍「いいね!気合い入ってる!敵じゃなかったら友達になりたかったよ」
炭宮「おら来い、取ってやる」
顔にジャブを放つ
炭宮「クッソ!」
まだ対応できない!
伽藍「疲弊して反応速度が落ちて来たんじゃない?」
炭宮「お前を倒す分の元気はあるぜ」
伽藍「口は達者だね」
顔にジャブを放つ
がフェイントを交える
炭宮「んな!?」
伽藍「ボクシングをやってるんだ、フェイントぐらいやるよね」
伽藍の腕を取る難易度が更に上がる
またジャブを放つ
炭宮「フェイントだろ!」
炭宮の読み通りフェイントだった
だが一つ読めてなかった
フェイントの後の攻撃は渾身の不可避のストレートだった
バゴ!
炭宮「捕まえた」
伽藍の腕をしっかりと掴んでいた
炭宮「ジャブと比べたら後隙が多すぎる」
伽藍「ヤバい!」
コンクリートの上に投げられたらひとたまりもない!
投げられたらだが
柔道は体の大きさと力の強さが勝敗に大きく影響する格闘技だ
檜村炭宮は力は身長176cm体重70kg力は平均の少し上しかない
しかし師範含めて道場の人間が口をそろえて言う
ルールが違ければ黒帯を取れる
現に檜村炭宮は喧嘩ルールで道場師範を倒している
その方法は関節技と絞め技のみで相手を倒す
しかも段位が二段以上上の相手でも、師範でもこれを通用させた
柔道の技は100本あると言われている
その中で22本しか使わず強敵を倒した
周りから見れば大分舐めた奴だと思われた
だが真相は違った
関節技と絞め技しか使わなかったのではなく実戦形式では関節技と絞め技しかまともに使えなかったのである
それでも、関節技と絞め技だけで師範を倒した事実は変わらない
そう炭宮の有名師範も認めた関節技
腕の関節技であれば飛びつきで全ての関節技を瞬時にかけれる
今までの柔術では考えられない柔術
否、ルール的に実現できない柔術だ
しかしストリートファイトにルールは無い
つまり炭宮はタイマンであれば腕を取ればほぼ確実に勝てる
完全所見殺しの柔術である
伽藍の腕に飛びつき腕十字固めをする
飛びつきのため自分も地面にたたきつけられるが柔道は地面に叩き付けられる覚悟が必要な格闘技
1mちょいの自然落下程度なら屁でもない
伽藍「アガ!?」
あまりの痛みで悶絶する
ボキ!
伽藍「アァアアァァァ!!」
伽藍の右腕が折れる
炭宮「だからレフェリーを呼びたかった」
伽藍「舐めるな!」
左腕で殴る
だが炭宮にとっては差し出してるのと変わらない
飛びつき関節技を決める
バキ!
左腕も折られる
伽藍「アアアァァァ!!!」
炭宮「終わらせよう」
いつの間にか後ろにいた炭宮に裸締をする
完璧に決まった裸締は耐えれる人間も逃れれる人間も存在しない
抗争開始から59分
第一戦
熊谷狂走連合特攻隊長瀬切伽藍VS羅愚那骸苦一番隊隊長檜村炭宮
檜村炭宮勝利
決まり手:裸締
書き直しました
柔道は飛びつき技禁止なの知りませんでした
リサーチ不足でした




