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ゴミクズと妖怪さん  作者: 既読無視
埼玉史上最大最悪の大抗争

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59/66

冥界に誘う者

冷「…指定先に斬撃を飛ばす能力じゃない?」

何の能力だ?

冷「ねぇ、何の能力なの?」

正直に聞いてみる

ツムジ「イワナイ」

指を指す

冷「そりゃそうか」

回避する

後ろの木が切り倒される

冷「でも斬撃は飛ばしてるんだよな?」

能力の解明の為にも情報を整理しよう

木も切り倒せる斬撃を飛ばせて、尚且つ相手を触れずに吹き飛ばす能力

術者は上位怪異、個体名ツムジ

冷「ツムジ…つむじ風?」

いや、まさか…そんな安直な訳ない

冷「超突風で圧縮された線の風?いや、風なら斬れるより折れるの方が正しいよな」

それとも理論上可能なのか?

冷「異能力は物理的、理論的な事は度外視した方がいいか」

相手の異能力が風を操る能力なら、斬撃も触れずに吹き飛ばす事も可能か

冷「なぁ怪異」

ツムジ「ナニ?」

冷「お前の能力は風を操る能力だろ」

ツムジ「…ソンナコトナイ」

明らかに動揺する

冷「お前分かりやすいな」

ツムジ「ノウリョクガワカッタカラナニ?」

冷「そこで肯定しちゃダメだろ」

ツムジ「…ア」

名前と言い本当に分かりやすいな

ちょっとかわいく思えてきた

ツムジ「…イノウリョクガワカッテモタイショデキナイデショ?」

冷「確かに自然には敵わない」

ツムジが風の斬撃を放つ

それを避ける

冷「でも抗える」

距離を詰める

ツムジ「フキトベ!」

突風を起こす

冷「言っただろ!抗えるって!」

冷がとった突風に対する対策は足が地面にめり込む程踏ん張る

冷「異能力は不便だ!どうせ長時間は出せねぇだろ!?」

冷の思惑通り風が止む

冷「大当たり!」

ツムジを顔を殴り飛ばす

5mぐらい吹き飛んだ

ツムジ「…アハハ!キンセツカクトウヲウケタノハハジメテダ!」

初めて殴られた事により頭のネジが取れた

ツムジ「ナグラレルトコンナニモイタイノカ!」

起き上がる

ツムジ「イイ!トテモイイ!」

ツムジから距離を詰める

冷「楽しくなってきたね!」

ここでツムジが生まれて初めての近距離(インファイト)を試みる

スピードは本来なら冷が上回るはずだった

冷「風を操る能力は本来そう扱う物だよな」

冷に向かい風を浴びせスピードを低下させる

逆にツムジは追い風を浴びスピードを向上させる

ツムジ「イクゾ!」

不格好なパンチを繰り出す

冷に避けられる

冷「パンチは簡単に避けれるが、問題は風だな」

風は避けようがない

冷「どうにかして利用できないものか…」

ツムジ「カゼハツネニワタシノミカタワスル」

冷に向けて指を指す

風が止む

冷「ほお?」

風の斬撃を避ける

冷「お前…同時に二種類の風は操れないな!」

相手の手札は、線の斬撃、面の局所的な超突風、広範囲の突風

今のところ、この3つか

冷「能力の手札が多いのは羨ましいよ」

こればかりは生まれ持った才能だから仕方ないが不公平な気がする

ツムジ「デショ?」

手で面を作る

冷「超突風!」

足を地面に埋める

…来ない!?

ツムジ「フェイク」

冷が殴った時と同じフォームで殴る

その拳は風で加速する

殴り飛ばすまではいかないが、しっかりとぶん殴る

冷「痛!」

殴られよろけるが右手で頭頂部を掴む

冷「仕返し」

顔面を下げさせ膝を入れる

バキ!

仮面にヒビが入る

冷「大事な仮面にヒビ入っちゃったね」

ツムジ「ゴハッ…」

初めて顔面への膝蹴りを喰らい、まだ彼岸を彷徨っている

冷「あらら、じゃあもう一発」

バキ!

仮面のヒビが大きくなる

二度目の衝撃でようやく醒める

ツムジ「ハ!」

状況を理解する前に三度目の膝蹴りを喰らう

冷「もう一回寝とけ」

バキ!

更にヒビが広がる

冷「この仮面硬いな」

パンチ一回膝三回入れたんだけどな

冷「仮面の下は醜いのか美人なのか…気になるな」

冷が仮面を膝で破壊しようとする

ツムジ「もう喰らわない」

両手で面を作る

冷は膝蹴りの態勢に入っていたので踏ん張れなかった

冷「わぁ」

吹き飛ばされる

ツムジ「マダクラクラスル」

冷「クラクラで済んでるんだ」

マジ膝蹴り三回入れたんだけどな…

ツムジが冷の横にある木を指差す

チャキン!

木が冷に向かって倒れる

冷が前進して避ける

ツムジ「キサラギレイハコウタイシナイヨナ!」

冷の足元を指差す

ツムジ「鎌鼬(ジンセンプウ)!」

足元から斬撃が吹き上がる

まさにつむじ風の様に

冷「ヤバい!」

その場から離れる

だが間に合わず左腕が斬り落とされる

冷「クッソ!」

ツムジ「マズハヒダリウデ」

左腕は切り刻まれた

冷「ヤバいな」

ボタボタボタ

滝のように血が流れる

冷「短期決戦だな」

距離を詰める

ツムジ「チカヅカセナイ!」

全ての指を冷に指す

冷「バランス取りずらいな」

少し被弾するが掻い潜る

拳が届く距離まで近づけた

冷「チェックメイトだ!」

勝利を確信した冷が顔に向けて殴り掛かる

が拳が斬れた

超低速の斬撃だ

このままでは胴体まで斬れてしまう

ツムジ「チェックメイトだね」

ツムジも勝利を確信する

冷の拳が半分斬れた

冷「冥界に誘う者(ゴースト・タウン)!」

斬撃が冥界に飛ばされる

冷の霊力が激的に減る

だが別に実体化して動けない訳ではない

冷がツムジの喉元を食切る

冷「不味…」

ツムジの肉を飲み込む

冷「やっぱり栄養があるな」

切り傷が塞がって来た

ツムジ「ガァ…ガハ…」

冷「弱肉強食…か」

ぐちゃ…ぐちゃ…にゅちゃ…にゅぷ…ぐちゃ…ぐちゅ…にゅちゃぁ……………

冷「…はぁ」

傷は完治し腕も再生し霊力も回復した

ツムジが居た場所には骨と血と着ていた服と狐の面しかなかった

抗争開始から45分

如月冷VSツムジ

勝者如月冷

決まり手:喉元の食い切り

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