偵察大好き若葉くん
会合の次の日
俺、若葉は学校終わりに大宮に来ています
何故って?馬鹿どもに半強制的に偵察兵にさせられたからです
取り敢えず人目のつかない路地裏に顕現した冷といる
若葉「てか大宮の人口何人いると思ってるんだよ…約12万人だぞ…12万分の1を引き当てろと?他の地域からも来てるからそれ以上だぞ!?」
冷「一様千紗都に幸運のお守り貰ったよ」
若葉「何これ?」
冷「ラッキーアイテムのメリケンサック」
若葉「な訳あるか!朝のテレビで『今日のラッキーアイテムはメリケンサックで~す!』って言ってる女子アナ居るかぁ!」
冷「いや、実際に言ってた」
若葉「居るのかよ!何チャンだよ!物騒だよ!」
冷「テンション高いわね?良いことがあったの?」
若葉「逆だおっぱいお化け!」
冷がメリケンを装着する
若葉「ごめんなさい!調子乗った!」
手を挙げ降伏を示す
冷「はぁ…」
若葉にメリケンサックを手渡す
若葉「渡されてもねぇ…」
まぁ護身用にはなるか
若葉「こんなのが幸運のお守りか…」
冷「千紗都が朝に呪いをかけてたから効果あるかもよ」
若葉「当て字に悪意あるだろ」
冷「あぁ、ちなみにソレ持ってるだけで逮捕だからね」
若葉「じゃあ要るか!」
メリケンサックを地面に投げ捨てる
ボン!!
メリケンサックが爆発した
若葉「うわ!」
冷「爆発物取締罰則でね」
若葉「銃刀法とかじゃねぇのかよ」
冷「刃が15cm以上ないからメリケンサックは銃刀法で取り締まれないよ」
若葉「無駄に詳しいな」
冷「千紗都が貰ってる時の注意事項を聞いたの」
若葉「確かに!何でアイツ爆発するメリケンサック持ってるんだよ!?」
これでも正当性があるのか!?
冷「私の友達に貰った」
若葉「どんな友達だよ…」
冷「あと、ソレを拾っといたほうがいいよ」
若葉「いや、こんなもんいらねぇよ」
冷「何度でも使えるし、指紋べったり付いてるからバレたらまずいよ?」
若葉「クッソ!」
拾ってバックにしまう
若葉「てか、どういう原理で爆破してるんだ?しかも何度でも使える」
冷「さぁ?バゼ〇ギウスの素材で作ったんじゃない?」
若葉「冷さんも知らないのかよ…てか、メリケンサックをはめた状態で爆発したら手は大丈夫なの?」
冷「運が良ければ大丈夫」
若葉「千紗都専用武器じゃねか」
警察「すみませ~ん、ここらへんで爆発音が聞こえたんですけど、二人とも念のために職務質問と荷物検査良いですかね?」
警察に声を掛けられた
声を掛けられた原因は分かっている
若葉「警察…?」
冷「職務質問何て初めてだね」
一般人から声を掛けられるのも初めてだ
警察「お二人はどういったご関係で?」
冷が若葉の方を見る
任せったってことか
若葉「き、姉弟です」
冷が『コイツマジか…』って目で見ている
警察「姉弟ですか…あまり似てないようで」
警察が言っていい発言なのか?
だが、疑問に思うのも無理はない
姉弟の関係どころか種族すら違うのだから
若葉「ストレートな家庭じゃなくて」
警察「それは失礼、なぜこんな路地裏に居るんですか?」
若葉「人混みが苦手で…」
警察「なるほど…」
あまり腑に落ちていない様子だ
警察「住まいは」
若葉の住所を言った
警察「なるほど…」
冷「次は何するの?」
警察「じゃあお姉さんからいきますか、お姉さんの身分を証明する物はありますか?」
冷「無いわ、免許はないしマイナンバーも持ち歩いてないし今は有給休暇中だから社員証もない」
コッチの世界に住んでいない妖怪にしては良い回答だ
警察「そうですか、ではお姉さんご職業は何ですか?」
冷「今完璧に証明できないが、株式会社河北の本社で働いてるわ」
警察「あぁ!あの上場企業の!」
冷「雁夜に電話を掛ければ分かるわ」
警察「雁夜?まぁ、そこまでしなくていいですよ」
下の名前は通じなかった
警察「最後に荷物検査しますね、お姉さんは手ぶらですか?」
冷「えぇ荷物はないわ、ボディチェックでもするの?」
警察「男の僕がそんなことしたら捕まっちゃいますね」
冷の荷物検査は問題ない…
問題は
警察「次にお兄さん良いですかね?」
若葉「はい」
爆発するメリケンサックを持っている若葉だ
どうする…今更任意で逃げるのは所持を意味する…
初手で逃げなかったから詰みか?
警察「お兄さんは若いですね~学生ですか?」
若葉「はい、学生証です」
学生証を手渡す
警察「ちょとカラーレンズ眼鏡上げてもらってもいいですか?」
若葉が眼鏡を上げる
警察「写真…問題なし、新座中央高校…?あぁ、あの第五エリア高校と同じ地域の高校なんですね」
若葉「えぇ、馬鹿の方です」
警察「第五エリア高校は格闘技の部活戦績が有名で忘れますが県有数の進学校ですもんね」
若葉「そうですね~」
警察「ここまで何で来ましたか?」
若葉「僕のバイクで二人乗りです」
警察「そうですか…二人乗りということは年齢的にも中型ですね~」
若葉「そうですね~」
警察「最近はちょっとヤンチャな人が多いので注意しないといけないんですよね~」
若葉「そうなんですね~」
警察「念のために免許証見せてもらってもいいですか?」
若葉「はい」
免許証を手渡す
警察「写真…学生証と相違なし…中型免許取得している…問題ありませんね~」
若葉「でしょう?」
警察「では最後に荷物検査を行いますね~」
遂に来たか…
若葉「…え~と、ポケットには財布と…鍵と…スマホだけですね~」
無駄と分かっているがバックの荷物検査を遅らせる
警察「ポケット問題ないようですね」
頼む終わってくれ!
警察「では、バックの方も調べさせてもらいますね」
別の意味で終わった
万事休すだ
若葉が冷の方を見る
哀れそうに見つめながらグッドサインを出す
あのクソ野郎!
どうする?一目散に逃げるか?
冷さんは自力で何とかできるだろう
若葉「…どうぞ」
勇気が出ず結局バックを手渡す
クソ!覚悟決めるしかないのか…
???「ねぇねぇ何してるの?」




