秩父、川越、所沢による物騒な会合
冷「厳つい奴…か」
秩父の一般人もわりと厳ついんだよな…
炭宮「お疲れ様です、総長」
明王「おう、警戒を解くなよ」
冷「絶対アレじゃん」
日常生活で聞く会話ではない
明王「例え朔真でも警戒区域に入れるなよ」
炭宮「朔真ならよくないですか?」
明王「アイツは絶ッ対に他の族に喧嘩を売る」
炭宮「うす…」
夢神「おい明王!始まるぞ!」
明王「分かった」
明王と夢神が飲食店の中に入る
冷「お高そうな個人経営の飲食店だけど…」
冷も中に入る
明王「時間だ…始めようか」
個室に入る
明王と夢神の他に三人いる
明王「うん、いるね」
夢神「あれ?建御雷神の総長って桜橋さんじゃ…」
明王「そこからかよ…じゃあ世界一和気あいあいとした自己紹介でもする?」
言葉とは真逆の空気だ
明王「じゃあ俺から、五代目総長灰崎明王だ、後ろのが」
夢神「副総長白鳥夢神です」
仙堂「やらないといけない流れか…桜橋さんは先代、俺が十二代目総長釜神仙堂だ」
冷「コイツが雁夜が言ってた…」
建御雷神十二代目総長釜神仙堂
180近くで小太りパンチパーマ、いかにもヤンチャしてますって感じだ
空牙「副総長ぉ!与那国空牙だぁ!夜露死苦ぅ!」
冷「実際に夜露死苦って言う奴いるんだ…」
与那国空牙、令和には珍しいキッチリ金髪アイパー
昭和ヤンキーの典型例みたいな見た目だ
響「怒愚羅・魔愚羅五代目総長、荻内響」
冷「確か…新座のお隣さんの所沢のチームか…」
見た目は剃り込みミリタリーカット、見てわかるぐらい筋肉量が多い
仙堂「副総長は遅刻か?」
響「連れてきてない」
仙堂「何故だ?」
響「俺はお前らと違って一人でも秩父に来れるから」
空牙「てめぇ!喧嘩売ってんのかぁ!!?」
夢神「お?」
一触即発の状況だ
明王「やめろ!目的は話し合いだ」
仙堂「落ち着け空牙、所沢はほぼ軍隊だ」
空牙「何が言いてぇんだよぉ?」
仙堂「指揮官が居なくなるから副総長を連れてこれないんだよ」
明王「なあ、話し合う気あるのか?関係ないだろ?」
響「初手を自己紹介から始めたのは誰だよ」
明王「円滑に進めるためです~!ほら!取り敢えず大宮と川口の連合の件を話そう!大宮のとなりの川越から!」
仙堂「あ~?川口は二代目になってからは俺も知らねえな」
空牙「だがなぁ…頭以外のメンバーは変わらないしなぁ、抗争するなら厄介な敵になる事だろぉ?」
明王「そうなんだよね、手伝ってくれない?」
響「手を出されない限りやらない」
仙堂「お前らに力を貸すのは癪に障る」
返答は冷たかった
明王「ん~…じゃあ手伝う手伝わないはさておき、神与那原一家ってさ調子乗ってない?」
仙堂「そうだな」
響「それは同感だな」
明王「秩父に攻め込んで来るぐらいだからお前らの所にも来るかもよ?」
仙堂「問題ないな、神与那原一家は下っ端は弱いし」
空牙「秩父もそこまでの被害だっただろぉ?」
明王「確かに」
響「問題は川口だが…川口ってそんなに強かったっけ?」
明王「強い、特攻隊長と遊撃隊長は強かった」
響「ふ~ん」
仙堂「てかよ、お前らにとっては熊谷の方が重要じゃないか?近いし」
明王「熊谷か、不干渉でいてくれると嬉しいな…どうせ秩父と協力する気ないだろうしな」
夢神「協力は無いかもしれないが、敵対はするだろ」
響「あぁ少年犯罪組織のケツ持ちは神与那原一家の次男だったな」
仙堂「ケツ持ちしている物が潰されたとなるとメンツは丸潰れだな」
夢神「あと、熊谷の総長と副総長は強いんだろ?」
響「あぁ一日で3チーム潰したからな」
仙堂「川口と違って力でねじ伏せたって記録が残ってるからな」
夢神「そう考えると川口って何なんだ?急に頭が変わったとしか情報が無いぞ」
明王「だからみんなで集まって話し合おうってなったんだろ?」
話し合って1時間が過ぎた
響「もう出尽くしたんじゃね?」
明王「そうだな」
バン!
ドアが勢いよく開く
明王「なんかデジャブを感じるな」
羅愚那骸苦隊員「所沢と川越に神与那原軍団が攻め込んでいます!」
仙堂「…ッチ!舐めたマネしやがって…」
響「げ…通知切ってて気づくかなかった」
空牙「今からじゃ間に合わねぇ…」
羅愚那骸苦隊員「現状の所沢、川越の状況は押され気味と情報が入りました!」
仙堂「は?アイツらがいて?」
響「やはり俺が指揮をとらないとか…」
羅愚那骸苦隊員「川越に神与那原三煉軍団、魔帝流が攻め込んでいます!」
仙堂「ッチ!!神与那原一家直々にか!」
空牙「神与那原家一番の自由人かぁ」
明王「あれ?じゃあ所沢は誰が攻めてるの?」
羅愚那骸苦隊員「所沢の被害は大きく、神与那原終二軍団、熊谷狂走連合です!」
明王「は?」
響「熊谷が…渋谷春斗が神与那原の下に着いた…だと?」
熊谷と大宮が連合を組むのは完全に予想外だ
明王「その情報は確かなんだな!」
あ羅愚那骸苦隊員「はい!間違えありません!」
響「クソッたれ!」
響きが誰かに電話を掛ける!
響「頼む出てくれ!」
通話相手「もしもし総長!」
響「おい!今の状況は!」
通話相手「神与那原終二軍団と熊谷狂走連合が攻め込んで来てます!」
響「そこは知ってる!勝てるか!?」
通話相手「副総長の指揮で被害は甚大ですが勝ちに向かえそうです!」
響「そうか…」
通話相手「すんません!もう切ります!」
響「あぁ!命令だ!勝てよ!」
通話相手「はい!」
ピーピーピー
電話が切れた
夢神「ヤバいな熊谷狂走連合まで大宮に協力したぞ」
明王「そこも問題だが今の問題はそこじゃない…総長が居ない会合のタイミングで攻め込まれた…どこかのチームに裏切り者がいるな」




