いろんなことを確認しよう
一度宿に戻った私たち。
リコをベッドに下ろし、リュックを置いて、三人で座る。
私は魔眼で得た能力を使って、リュックの中のアイテムを確認しようとしていた。
だがその前に、やりたいことがあった。
「『百科事典』!」
すると、目の前に一冊の本が現れた。
中を開くと、さまざまな事柄の解説が書かれていたが、大多数を余白が占めており、ところどころに記載されている状態だった。
「おお...すごいなこりゃ。」
父はそれを見て感心するように声を上げた。
「お、はじまりの村も乗ってるぞ」
三人で辞典を覗き込む。
「ふむふむ...はじまりの村は、その昔平地を開墾した開拓者であるハジマリノ・アスターが村を作って発展させ......って、」
始まりの村、じゃないんかい!
ハジマリノ村!?
「どうりで、強そうなモンスターがいっぱいいると思った」
ゴブリンジェネラル、ゴブリンロード、オークジェネラルはどう考えても冒険初心者が倒せる奴らではない。
そんな相手を一撃で倒したのだ。
私たちって、もしかしてすごい?
天才なのでは......。
だが前回、数の多さに対処仕切れなかった所に反省点があった。
そこを改善できなければ、今後つまづく可能性があることは容易に想像がついた。
これは、何か策を練る必要があるな.....。
私は辞典を読み進めていく。
「この世界は人間界と魔界に分かれており、世界各地にダンジョンが点在している。
未発見のダンジョンも数多く存在しており、その全貌は未だ明らかになっていない...」
魔界。そんなものがあるのか。
でも、あんまり情報量がないなあ、私はぱらぱらとページをめくった後、父に渡した。
父は活字が割と好きなタイプの人間なので、興味があるかなと思ったのだ。
「『ステータスオープン』!」
私は今の家族みんなの状況を確認することにした。
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□坂上カエデ Lv.35
HP 2350/2350
MP 105/120
職業:魔法クリエイター Lv.2
保有スキル:ステータスオープン
ファイヤーボールLv.1
浮遊 魔眼 百科事典 浄化
キュアLv.1
同行者:坂上タクミ 坂上雪乃 坂上リク
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□坂上タクミ Lv.35
HP 3450/3450
MP 70/70
職業:剣を極めしもの
保有スキル:物体創造Lv.1
同行者:坂上カエデ 坂上雪乃 坂上リク
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□坂上雪乃 Lv.35
HP 4560/4560
MP 250/250
職業:弓を極めしもの 見習い白魔道士
保有スキル:家事Lv999 修繕Lv999
ヒール Lv.1
同行者:坂上タクミ 坂上カエデ 坂上リク
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□坂上リク Lv.35
HP 55039/55039
MP 9530/9530
職業:結界師 見習い黒魔道士
保有スキル:魔道具創造Lv.2 バリアLv.1
ファイヤーボールLv.1
同行者:坂上タクミ 坂上雪乃 坂上カエデ
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「おおお、だいぶレベル上がったなあ」
モンスターを倒した時の経験値はパーティに同等に分配されるシステムらしく、ゴブリンやオークを倒したことによって私たちのレベルは大きく上昇していた。
これなら前よりは余裕を持って戦えそうである。
「あら、いつの間にか新しいスキルがついたわ〜」
母はヒールLv.1を、リコはファイヤーボールLv.1を、それぞれ新しく習得していた。
「お、リコの魔導具創造はレベルが上がってるな」
「まあ...!でも、パパの物体創造はそのままね〜」
なんでだろうー?と首を傾げる私たち。
私は詳細を知るために、魔眼でステータスを確認することにした。
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