護国の希望
十年以上前、大森林から地面が見えないほどの魔物が溢れかえる魔物氾濫(テラスキマ)が起きた。多くの人々が逃げる中、討伐隊が到着するまでの時間を確保する為に魔物達に立ち向かった一団が居た。それはハルモニア村の村人達であった。
ハルモニア村に住んでいる者たちの殆どが傭兵出身であり、魔物の足止めには成功したが数には勝てず、討伐隊を到着すると同時に全滅した。
人々は魔物に立ち向かったハルモニア村人達を護国の英雄と讃え、幼かった為に商人と一緒に逃がされた少年を護国の英雄達の希望と呼び、次のテラスキマへの民衆の希望となっていた。
時は経ち、少年は青年となり、己の道を踏み出していく。
ハルモニア村に住んでいる者たちの殆どが傭兵出身であり、魔物の足止めには成功したが数には勝てず、討伐隊を到着すると同時に全滅した。
人々は魔物に立ち向かったハルモニア村人達を護国の英雄と讃え、幼かった為に商人と一緒に逃がされた少年を護国の英雄達の希望と呼び、次のテラスキマへの民衆の希望となっていた。
時は経ち、少年は青年となり、己の道を踏み出していく。