44話 スラム街 その2
こんばんは!アイス食べすぎて気持ち悪くなってきた。投稿します。よろしくです。
本格的な冬まであと1ヶ月になった。スラムの子供達に簡単な字や計算、薬草や木の実を実際に見せて勉強させた。冬の間も勉強させて、ナイフの使い方だけ教えようと4人で話した。
ナイフは、色々と使い道があるからだ。もう少しで自立に近づくと思っている。実際には、全然足りていないが……。足りないところは、やりながら経験で覚えてもらうしかない。
大人達は、深淵の森から木を切り倒し、向こうである程度加工してから、運び入れ炭にする作業、その後領内をまわって、例えば飲食店や道具屋、個人の家などに売りに行く人など役割を決めた。30人程度の人数で、交代で出来ればと思っている。
「サイスとマリーは、冬の間も領都に残るだろ?」と確認した。実家からスラムにたまに様子を見に行きたいだろう。「俺とシエルは、冬の間ノアの村に戻り休みたいんだけど。どうする?」と聞いたら「判断はロイに任せるわ。」というので、2人には実家からたまにスラムの様子を見てくれる様に頼んだ。
とりあえず金貨50枚を2人に渡しておき、非常食やパンなど大量に購入してスラムの連中に持たせた。冬の間の食事に困るだろう。来年は、4人で冒険者活動して働かないと、資金的にまずいかもしれん。
「サイス、マリー、冬を越したらまた来るね!」とシエルが言い、村に戻る準備をした。そういえば今年1年、1回も冒険者ギルドで依頼を受けなかったな。
ミリアさんに顔だけ見せて、挨拶だけしたら、「来年は依頼を受けてね!お願いね。」と言っていたが、曖昧にしておいた。来年もスラムの対策に時間をある程度使うだろう。一応、薬草や木の実、ビッグボアの納品とかはしていたけどね。木材の伐採ついでだ。
道具屋で、お土産を探した。今回は、鎌を40本、金貨40枚で購入した。働いてないので、お金を使いきらない様に注意したい。残りのお金も金貨1000枚きっていた。宿代で贅沢し過ぎたかな?来年の内に自立してもらい、本業に戻ろう。大量に領都で、パンなどを購入してからキース村に向けて出発した。
キース村では、いつもの様に村長宅に1泊させてもらい、鎌を10本寄付してきて、村人から野菜を大量に購入した。キース村の人には感謝されたが、俺、資金管理下手かも。シエルにお願いした方がいいかな?
そのうち、財布が空になるかもしれない。特に誰ともすれ違う事なく、ノアの村に帰省した。村が見えてきて安心した。俺もシエルもノアの村が大好きだ!
ノア祭後、両親の手伝い、父親に剣術の指導を受けたりしてゆったり過ごした。やることがないことはいいことだ。自由を満喫している。
パンをかじりながら、シエルとおしゃべりしたり、丸太の風呂作りに没頭した。1つしか持ってないので、もう1つくらい作ろうと思った。乗馬のトレーニングも一応しておいた。馬は村で大事にされているらしい。よかった、安心した。
木は、炭にするのに役に立つので、シエルと魔の森に入り、あり得ないほど大量の木を切り倒しアイテムボックスに保存した。冬の作業の3分の1は伐採に使った。
「あいつら驚くだろうな!」と思いつつ冬の間を過ごした。俺の切り札の1つでもあるので、木材は大事だ。冬も終わりの頃、前回と同じように村の税金を預かり、領都に向けてシエルと出発した。毎年、俺達は同じ様なことを繰り返してるね。でも、このルーティンは結構好きだけど。
ルーン経由で領都リアンプールに到着した。税金を納め、その後、村に手紙を送りとりあえずミリアさんに挨拶しておいた。「お金の心配もあるので、少し位サイスとマリーにスラムの事を任せて依頼でも受けるか?」とシエルに話した。配達とかね。
2人と合流してからスラムの話を聞いた。特に大きな問題は起きてないが、子供達が勉強したので、そろそろ冒険者になりたがっているらしい。フリーサイズの服を大量に購入してからスラムに向かった。新しい服を配りながら、「明日、冒険者ギルドに連れて行くから。」と子供達に伝えた。
サイスとマリーに後の事を任せておいて、冒険者ギルドに俺とシエルで向かった。ミリアさんにスラム街の子供10人程度を明日連れてくる事を伝えた。
驚いていたが、「ご迷惑おかけします。よろしくお願いします。」と俺が言うと、「代わりに依頼を受けてね!」と言われたので、本気で少し位やろうかと思った。まったくやる気がなく、面倒くさいけど、やり出せばスイッチが入るかもしれん。
翌日、スラムの子供達を冒険者ギルドに登録させて、F級冒険者とした。身分証明書になるので、頑張ってほしい。大人達の炭作りは多少売れる様になってきた。冬の間も売り歩いたらしい。あとは安定させるだけだ。大量の木を用意してあげたので、しばらくは炭作りに集中出来るだろう。深淵の森に採りに行くのは大変だしね。
サイスとマリーに「俺達は簡単な依頼を受けて来るから、あいつらの事頼む。」と言っておいた。「何回か深淵の森に連れて行き、採集を教えてやってくれ。後で結界のテントとナイフを人数分用意してくるから。」と言い頼んだ。丸投げだが、2人なら大丈夫だろう。
魔道具屋に行き結界のテントを12個用意してくれる様に頼んだ。また、武器屋に行き、ナイフ12本売っていたので購入した。道具屋にも行き、籠を12個購入した。後でまとめて届けよう。その後、冒険者ギルドに行き、適当に配達の仕事を受けた。
別の日には以前やった事のある石材の運搬の仕事をした。石材の運搬は、かなりお金になった。配達の仕事を10日ほどした後、魔道具屋に行き、テントを購入して、スラム街に向かった。
ちなみに4人ともレベルは、あまり上がってない。そろそろ伯爵領に行きたいな。だいぶ俺やシエルも休息をとれたし、サイスやマリーも大丈夫だろう。
俺が持ってきた木が、少し減っていたので、補充しておいた。木を採りに行く人員を、加工に回せるのでいいだろう。頼られ過ぎるのもこまるが。サイスとマリーと合流してから、子供達にナイフとテントと籠を渡した。
魔石を渡して、テントの使い方を教えた。あと1回子供達を深淵の森に連れて行く練習をして最後にしようと話した。浅いところなら、魔物が出てもウルフかボアだろう。1人でなければ何とかなる。
子供達の事は、サイスとマリーに任せて、俺とシエルは炭作りを考えた。仕事が上手く行き始めたので、嫌がらせが出て来るかもしれない。
1度手を止めて大人たち全員に集まってもらい、「仕事中に申し訳ない。炭作りが上手くいきはじめてお金も少しだが、みんな稼げる様になった。少しは、やりがいのある仕事だと思う。今後、外の人間から嫌がらせなど出て来るかもしれないから、何かあれば相談してほしい。」と伝え、また仕事に戻ってもらった。金が絡むと人は怖いからね。しばらく現状維持しながら様子見だ。
集中力が続けば、もう1話投稿します。
よろしくお願いします。




