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第29話 ステータス玉

誤字脱字や物語の矛盾点など、ありましたらご指摘いただけるとありがたいです。

 今回上位種7体という過去最大戦力に守られていたダンジョンアイテムポイント、通称宝箱から出た来たアイテムは想像を超えてきた。


 最初鑑定によって守っている魔物が強力なほど、いいアイテムが出る可能性があるということは知っていたが、このアイテムはギャンブルではあるが、基礎ステータスという一番大事な項目を上げる可能性がある。このアイテムの価値はどのくらいなんだろう。


 このアイテムの鑑定結果を共有したら、皆驚いていた。


「しかし、アイテムで基礎ステータスを増やせるなんてことがあるんですね。これSPショップでも購入できるんでしょうか?」


 そう疑問を言ったのは内海さんだ、


「そうだね、もしこれが購入できてステータスを増やせるんだとしたら、みんなに使いたいけど、ちょっと調べてみよう。」


 そういってSPショップで調べてみた、結果としては購入には320,000p必要で、換金すると2,000pになることがわかった。一つ3200万で0か1のギャンブルは厳しいな、それにここまで高いと購入でのステータスアップは現実的ではない。


 淡い期待は打ち砕かれたが、そうなってくると問題はこれを誰に使うかってことだ。


「さすがに購入だと高すぎたね。そうするとこれをどうするのかって問題になるんだけど、交換しても2000pにしかならないし使おうと思うんだけど、誰が使う?」


「やっぱり坊ちゃんが使うのが一番効率いいんじゃないですか?今回上がるとしても速度ですし、もし上がった場合強化率で言うと一番効率はいいですよ。」


 そういったのはケビンだ。確かに効率の観点だけで言えばそうなのだが…


「そうだけど、毎回俺ばっか強化していてもって気がしないか? これはみんなで手に入れたものだし、考え様で言ったら、まだ速度の値が低い人のほうが必要なものだと思うし、戦力の底上げも必要だとは思うんだよね…」


 俺の速度が上がると、合計で上がる速度の値は一番大きく、効率はいい。しかし現状この地区ではこの速度でも十分戦えているし、万が一を考えると一番速度の低い人の底上げもありだとは思う。


 どうしようか、そう悩んでいたらケビンが、


「いややっぱりここは坊ちゃんが使いましょう。使っても上がらないこともあるみたいですし、考えていてもしょうがない。

 それに坊ちゃんが強くなることは俺らの生存にもつながっていきますし、全体で考えて一番成長効率がいい人が使いましょう。今後こういうもの以外で誰でもいいって時に戦力の底上げにつかいましょう。」


 といってくれた。なので少し悪い気持になりながらも、俺が使うことにする。使うからには必ず1上がってほしいところだが、こればっかりはわからない。


 ステータス玉は、見た目はただの透明なビー玉だ。色は黄色をしており、においは何にもしない。こんな無機質なものを口に入れるのはためらわれるが、意を決して口に入れると、口の中でシュワシュワと泡に代わり、すぐに消えていった。


 これで何か変わったのかと思いながら、恐る恐るステータスボードを見ると、ちゃんと速度の値が1増えていた。成功だ。


 その事実に安堵しながらみんなに報告する。


「なんだか変な感じはしたけど、成功したよ。速度の基礎ステータスが1増えている。」


 そういうと皆「おめでとうございます」と祝ってくれたので、うれしい気持になりながら、基礎ステータス以外にも今回の戦闘でステータスに変化があったので共有した。


 そうするとみんなのステータスも変化があったのでまとめると、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 名前:黒神(くろがみ) 色人(しきと)

 種族:人族

 職業:死神

 ジョブレベル:2

 必要経験値:327/350

 【ステータス】

 |M  P:10+(10×0.9×2)+(10×0.1×3)|=15/31

 |攻撃力:8+(8×1.2×2)+(8×0.4×3)  |=37

 |耐久力:8+(8×0.5×2)+(8×0×3)   |=16

 |速 度:13+(13×1.2×2)+(13×0.4×3)|=60

 |知 力:10+(10×0.8×2)+(10×0.1×3)|=29

 【所持スキル】

 暗殺術 レベル 2 【属性付与(毒)】【切れ味強化 1MP】

 鑑定  レベル 2 【物品鑑定 1MP】【魔物鑑定 1MP】

 【所持SP】

902,134P

 【装備品】

 死神の短剣 レベル 3

 【その他】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 名前:ケビン・マイケル・フォースター

 種族:人族

 職業:戦鬼

 ジョブレベル:2

 必要経験値:335/350

 【ステータス】

 |M  P:7+(7×0.5×2)        |=14/14

 |攻撃力:12+(12×1.1×2)+(12×1) |=62

 |耐久力:12+(12×1.1×2)       |=38

 |速 度:9+(9×0.8×2)        |=23

 |知 力:8+(8×0.2×2)        |=11

 【所持スキル】

 怪力 レベル 2 【爆裂拳 5MP】【投擲 1MP】

 【所持SP】

 750P

 【その他】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 名前:内海(うつみ) 航平(こうへい)

 種族:人族

 職業:兵士(槍)

 ジョブレベル:10

 必要経験値:105/300

 【ステータス】

 |M  P:6+(6×0.1×10)|=6/12

 |攻撃力:8+(8×0.4×10)|=40

 |耐久力:7+(7×0.3×10)|=28

 |速 度:8+(8×0.3×10)|=32

 |知 力:6+(6×0.1×10)|=12

 【所持スキル】

 槍術 レベル 2【クイック 1MP】【インパクト 3MP】

 監視 レベル 1【視力強化 1MP/h】

 【所持SP】

 520P

 【その他】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 名前:一ノ(いちのせ) 真司(しんじ)

 種族:人族

 職業:格闘家

 ジョブレベル:10

 必要経験値:111/300

 【ステータス】

 |M  P:6+(6×0.1×10)|=8/12

 |攻撃力:8+(8×0.3×10)|=32

 |耐久力:8+(8×0.3×10)|=32

 |速 度:7+(7×0.4×10)|=35

 |知 力:6+(6×0.1×10)|=12

 【所持スキル】

 格闘術 レベル 2【強撃 2MP】【肉体強化 1MP/m】

 移動術 レベル 1【バックステップ 1MP】

 【所持SP】

 500P

 【その他】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 とこのようになった。俺の速度の基礎ステータスが1上がり、また死神の短剣のレベルも3に上がった。そしてケビンは基礎ステータスの防御の値が1上がり、内海さと一ノ瀬さんはともに転職して得たスキルのレベルが1になり新たなアビリティを使えるようになった。


 俺とケビンのレベルも、もう少しで上がりそうだし。今回のダンジョン探索はかなり成功しているだろう。


 ちなみにアビリティ【視力強化】は1MPで一時間視力が強化されるらしい、使ってみるとかなりよく見えるようになったらしいが、視力を調べる機械などもないためどこまでなのかはわからない。いい眼鏡をかけているようなものなのか、ズーム機能みたいなものではないようだ。


 そして【バックステップ】はMPを使ってバックステップでの緊急回避を行えるようだ、試しに使ってみおてもらったが、どんな体制でも全力以上の速さで後ろに跳べるみたいなので、使いようによっては有用だろう。


 そんな感じで、ある程度の成果も得れたし、時間も結構いい時間なので、今回の探索はここまでにして引き返すことにする。


 帰りの道中も魔物と戦いながらも、特にこれといって特別なことはなかったが、しいて言うとすると、扉の奥から戻ってきても普通に同じルートでダンジョンから出れたことくらいか。


 そのあと屋敷に戻り夕飯後にミーティングを行ったが、けが人もなく一日を終えられた。


 警備班の人が屋敷の外での実践訓練の時にホブゴブリンと遭遇し、これを撃破したことや、魔法班の人が屋敷の警備で魔法を使って役に立っていることなど、皆順調に強くなっている。さらに多くの魔物を撃破することで多くのポイントを手に入れることができており、もう食料の心配はなくなったとみてもいいだろう。


 また鍛冶師についた榊原さんを筆頭に、職人系ジョブのみんなも順調にレベルを上げており、屋敷内の家具や備品、包丁などの食器を修理してくれているようだ。


 この調子でもっとここを安全な拠点にしていき、いつ起こるかわからない緊急事態に備えよう。


 ミーティングを終えてあとは寝るだけだ。そうそう屋敷に入るまでに俺とケビンの両方ともレベルが上がりステータスがさらに強化された。それも共有しておこう。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 名前:黒神(くろがみ) 色人(しきと)

 種族:人族

 職業:死神

 ジョブレベル:3

 必要経験値:11/500

 【ステータス】

 |M  P:10+(10×0.9×3)+(10×0.1×3)|=40/40

 |攻撃力:8+(8×1.2×3)+(8×0.4×3)  |=46

 |耐久力:8+(8×0.5×3)+(8×0×3)   |=20

 |速 度:13+(13×1.2×3)+(13×0.4×3)|=75

 |知 力:10+(10×0.8×3)+(10×0.1×3)|=37

 【所持スキル】

 暗殺術 レベル 2 【属性付与(毒)】【切れ味強化 1MP】

 鑑定  レベル 2 【物品鑑定 1MP】【魔物鑑定 1MP】

 【所持SP】

902,182P

 【装備品】

 死神の短剣 レベル 3

 【その他】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 名前:ケビン・マイケル・フォースター

 種族:人族

 職業:戦鬼

 ジョブレベル:3

 必要経験値:32/500

 【ステータス】

 |M  P:7+(7×0.5×3)        |=18/18

 |攻撃力:12+(12×1.1×3)+(12×2) |=79

 |耐久力:12+(12×1.1×3)       |=55

 |速 度:9+(9×0.8×3)        |=31

 |知 力:8+(8×0.2×3)        |=13

 【所持スキル】

 怪力 レベル 2 【爆裂拳 5MP】【投擲 1MP】

 【所持SP】

 840P

 【その他】

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読んでみて、もしちょっとでも続きがみたい、面白いと思っていただけたなら。ブックマークと高評価お願いします。作者の励みになります。

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― 新着の感想 ―
[一言] これはあくまで個人的な意見です。 作者さんが緻密に考えて作品を作ってるのは、作品内容から考察出来ますが、毎回のように敵味方問わずステータスを表記するのは、ちょっとやり過ぎな気がします。 …
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