嬉しいニュース。次はもっと過激に行くわ!
「お疲れ様でした」
「お疲れ様でした」
帰りに、プロデューサーの人に挨拶。
彼は笑顔で私たちを労ってくれた。
「君たち、お疲れ様。とても良かったよ」
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」
それで帰ろうとしたんだけど、なんと嬉しい知らせが待っていた。
「実は、さっきテレビ局の偉い人たちと話してたんだけど、スペシャル・ボウリングがレギュラー放送になることが決まったんだ」
「わあ、おめでとうございます」
「おめでとうございます」
それはビッグニュース。
私も美歩も、本当に喜んだ。
でも、嬉しい知らせは、それだけではなかったのだ。
「それで、もし君たちさえ良ければ、引き続きボウリング・ガールをやってくれないかな?」
「ええっ、本当ですか!?」
「やったあ!」
返事はもちろんイエスだ。
こんな夢のようなことが毎週経験できるなんて。
私たちはハイタッチして喜びあった。
「あの、少しいいですか」
すると美歩は何かをプロデューサーの人に耳打ちした。
うん、うんと頷いて聞いていた彼だったけど。
「うん、それはいいアイデアだね。里奈ちゃんの方もいいかい?」
「ええ、もちろんです」
って、美歩は私の意見も聞かないまま返事しちゃったけど。
「何、何?」
「次はTバックの水着でどうかしらって言ったのよ」
きゃーっ。
それって、ナイスアイデア!
「じゃあ、今度からはお尻もお茶の間の皆さんに見てもらえるのね!」
「ウフフ、その通りよ。今からお尻を綺麗にしとかなきゃね」
「バッチリだよ。自信あるもん!」
大はしゃぎする私たちに、プロデューサーの人は少し気圧された感じ。
「いやあ、君たちをボウリング・ガールに選んで良かったよ……」
うん、うん。
ボウリング・ガールになって良かった。
女の子に生まれて良かった。
この時代に巡り合わせたことに感謝して、私たちはテレビ局を後にしたのだった。
(おしまい)




