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ボウリング・ガール  作者: 村上しのぶ


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7/7

嬉しいニュース。次はもっと過激に行くわ!

「お疲れ様でした」

「お疲れ様でした」


帰りに、プロデューサーの人に挨拶。

彼は笑顔で私たちを労ってくれた。


「君たち、お疲れ様。とても良かったよ」

「ありがとうございます」

「ありがとうございます」


それで帰ろうとしたんだけど、なんと嬉しい知らせが待っていた。


「実は、さっきテレビ局の偉い人たちと話してたんだけど、スペシャル・ボウリングがレギュラー放送になることが決まったんだ」


「わあ、おめでとうございます」

「おめでとうございます」


それはビッグニュース。

私も美歩も、本当に喜んだ。

でも、嬉しい知らせは、それだけではなかったのだ。


「それで、もし君たちさえ良ければ、引き続きボウリング・ガールをやってくれないかな?」

「ええっ、本当ですか!?」

「やったあ!」


返事はもちろんイエスだ。

こんな夢のようなことが毎週経験できるなんて。

私たちはハイタッチして喜びあった。





「あの、少しいいですか」


すると美歩は何かをプロデューサーの人に耳打ちした。

うん、うんと頷いて聞いていた彼だったけど。


「うん、それはいいアイデアだね。里奈ちゃんの方もいいかい?」

「ええ、もちろんです」


って、美歩は私の意見も聞かないまま返事しちゃったけど。


「何、何?」

「次はTバックの水着でどうかしらって言ったのよ」


きゃーっ。

それって、ナイスアイデア!


「じゃあ、今度からはお尻もお茶の間の皆さんに見てもらえるのね!」

「ウフフ、その通りよ。今からお尻を綺麗にしとかなきゃね」

「バッチリだよ。自信あるもん!」


大はしゃぎする私たちに、プロデューサーの人は少し気圧された感じ。

「いやあ、君たちをボウリング・ガールに選んで良かったよ……」


うん、うん。

ボウリング・ガールになって良かった。

女の子に生まれて良かった。

この時代に巡り合わせたことに感謝して、私たちはテレビ局を後にしたのだった。


(おしまい)

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