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ボウリング・ガール  作者: 村上しのぶ


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4/7

本番中!私も見せ場を作りたい!

そして今。

眩いばかりのスポットライトの下、私と美歩は、ポンポンを振って踊っていた。

スターたちのボウリングを見つめながら、ヒラヒラがいっぱいついた衣装を着て。


憧れだったボウリング・ガール。

今、私は夢の真只中にいる。



なんて追憶に耽っている暇もない。

一人目の人はすでに投げ終わって、私たちのところへ来るところだ。

いよいよ私たちの見せ場だ!


私は感じのいい笑顔で、ポンポンを振ってスターが来るのを待った。

腰をフリフリ、短冊をヒラヒラさせる。


その人は残念ながら、ストライクもスペアも獲得できなかった。

ということは、得点は1000点。

胸のヒラヒラが一枚取られる可能性が大だ。


できれば私から取ってほしいけど。

……あっ!


残念。

最初に取られたのは、美歩の方だった。

ペロンと、美歩の片方のおっぱいが顕わになる。


チラッと美歩は横目で私に合図して、えへへ、いいでしょ、という顔をした。

あーんっ。

羨ましいーっ。

スターたちから見て、美歩の方が手前にいるからしょうがないけど。


二人目のスターの人は、ストライクを決めて拍手喝采に見舞われた。


すごーい!


意気揚々と私たちのところへやってくる。


次は私、私!

私から取って!って思いながら踊っていたら、本当に私のところへやってきた。


やった!これで私もおっぱいを見せられる、って期待したんだけど。


その人はおもむろに私のパンツの方をまさぐると、10000点のヒラヒラをむしり取っていった。


誇らしげにそれをカメラに見せつける。


あーん、残念。

でも、ストライクは10000点だからしょうがないかあ。


ちょっぴりがっかりしたけど、私は何事もなかったみたいに、にこやかに踊り続けなくてはいけない。


ストライクが出るのは番組としても盛り上がるけど、私は次の人はストライクもスペアも出さないで欲しいな、なんて思ってしまった。

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