フラガールの衣装を着て、いざ、テレビの収録へ!
数日後。
私のスマホに、オーディションの結果を知らせるメールが届いた。
私、自分一人で開封してみるのが怖くって、美歩と一緒に確認したの。
結果はというと……。
「やった!」
「もちろんね!」
大はしゃぎする私。一方、美歩は余裕を見せようとするのだけれど、どうしたって口元がニヤニヤしてしまう。
この嬉しさを隠すことなんて、できないもんね!
やったあ!これで憧れのボウリング・ガールだわ!
うー、今から収録が楽しみだあ!
そして収録日当日。
私と美歩は、テレビ局の楽屋でボウリング・ガールの衣装に着替えた。
「いよいよね。胸が高まるわ」
「そうね。この衣装を着ると、とうとうって感じよね」
ボウリング・ガールの衣装は、フラダンスの衣装みたいなものだけど、ちょっと違いがある。
下は水着のパンツの上から、ヒラヒラをたくさん付けて腰蓑みたいにする。胸にもヒラヒラが一枚ずつ。
あとはポンポンを両手に持って、いざスタンバイ完了だ。
「本番行きまーす!」
そこで本番の掛け声がかかった。
「さあ里奈、行くわよ」
「待ってました!」
私たちはスターたちが待つ会場へと出ていった。
スペシャル・ボウリングは、スターたちがボウリング対決をして楽しむ、という番組だ。
それぞれが倒したピンの数に応じて得点が入り、その合計点を競う。
投げ終わった人は、私たちボウリング・ガールのところまで来て、得点をゲットする。
得点は、賞金に見立てられており、お札を模した短冊状のヒラヒラした紙に金額が書かれている。
つまり1000と5000と10000と書かれた三種類がある、ということだ。
その中から、合計して自分が得た得点になるように、紙を取っていく。
どこから?
そう、私たちからだ。
得点が書かれた紙は、私たちボウリング・ガールの衣装にくっついているのだ。




