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スライム・スレイヤー  作者: そらりん
第1章 異世界
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第22話 魔法薬師

スライムは、強力な魔法でしか倒すことができない。だが、それは上級冒険者レベルの魔力を持つ者でないと実現できない。俺が倒せたのは、幸いにも大きな魔力を持っていたからだ。しかし、その魔力をすべて使い切らなければスライムには通じない。そうすると、戦いの後は動けなくなるし、1日に一度しか使えない。もしこれ以上強力なスライムが出てきたら、俺の力ではどうしようもない。


だが、他にもスライムに対して有効な攻撃手段がある。それが、特別な薬草だ。この薬草には、あらゆる魔法を無効化する効果があると言われている。魔力を吸収する性質を持ち、スライムの魔法バリアを剥がすことができる。しかし、この薬草は非常に貴重で、自然にはほとんど生えていない。また、スライムの動きが非常に早いため、それを当てるのも一筋縄ではいかない。


スライムの発生が複数体に及び、討伐しなければならない状況に陥った。しかし、現状の俺一人ではどうにもならない。そこで、頼れる人物がいると聞いた。その名も、凄腕の魔法薬師。早速、町の魔法薬店に向かうことにした。


店に入ると、そこにいたのは金髪の美しい少女、セリーナだった。白いスカートを履き、エメラルド色の目が鮮やかに輝いている。彼女が薬師だとは、少し意外だったが、その落ち着いた態度と鋭い眼差しから、確かな実力を感じ取ることができた。


「魔法薬を調合してほしいんだ」


俺は事情を説明し、スライムに有効な薬草を調合してもらうことを頼んだ。セリーナはその依頼を引き受け、素早く薬草を調合し、薬をボール型にして作り上げてくれた。


薬を受け取った俺は、セリーナと共に、スライムが大量発生しているという知らせを受け、3人で現場へ向かった。


現場に到着すると、そこには10体ほどのスライムがひしめき合っていた。冒険者たちは既に傷つき、必死に戦っている。俺たちは急いで戦場に加わり、セリーナが渡してくれた薬をスライムにぶつけた。


薬がスライムに当たると、スライムを覆っていた魔法のバリアが次々に剥がれていく。これで攻撃が通るようになる。


「よし、効いた!」


俺は剣を手に、スライムに切り込んだ。物理攻撃が効くようになり、俺たちは勢いよくスライムを倒していった。これで、魔法が使えないレオナにも攻撃のチャンスができた。魔法は温存しておきたかった。体力も消耗しているし、もし強い敵が現れた時のために、今は温存しておきたかった。


だが、戦いが進むにつれて、俺の体力も限界に近づいてきた。7体目のスライムを倒した頃には、呼吸が荒くなり、膝をついてしまった。その隙を突いて、スライムの一体が攻撃を仕掛けてきた。


「くっ!」


その一撃を受け、俺は血を吐き出して倒れそうになった。だが、その時、セリーナがすぐさま呪文を唱えた。


「ヒール!」


セリーナの魔法が俺の体にかかると、傷が癒され、体力が回復していくのが分かった。回復魔法も使えるなんて、さすがは魔法薬師だ。回復した俺は、すぐに立ち上がり、残りの3体を倒すために戦いを再開した。


しばらくして、ようやくすべてのスライムを倒し、無事にクエストを達成することができた。セリーナとレオナの協力がなければ、きっと達成できなかっただろう。俺は深く息をつき、戦いの後の疲れを感じながらも、達成感に包まれていた。

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