ロッキー山脈上空での戦闘 その十五
レーダーの反応を見たテイルは、
「何!?また敵!?」
と、声を上げたのである。
そしてトーリア機とキャンベル機に目を向けると、
「…あいつら援軍を呼んだのか…?」
と、呟いたのであった。
そのトーリアとキャンベルはテイル機、ワイバーンと同じように自分達の機体のレーダーに複数のマシンアーマノイド反応が表示されたのを見て、
「…何だ?複数のマシンアーマノイドが…この空域に向かって来ている…?」
「…テイルが援軍を呼んだんでしょうか、隊長?」
「…わからん。とりあえず様子を見る。具体的な対策は連中の正体がわかってからだ」
「…了解です、隊長」
と、話し合ってどう対処するかを決めたのである。
そうしてテイルとトーリア達双方がレーダーに映った所属不明機群の行動を注視するなか、レーダーが捉えている所属不明機群の追加情報がモニターに表示された。
そこに表示された情報は、アメリカ空軍第24特別戦術飛行隊所属機、という物であり、これにテイルは、
「アメリカ空軍所属機…?あの二人はアメリカ空軍の所属だったのか…。て事は二人の増援か…。やれやれだなぁ…」
と、言ってトーリアとキャンベルの所属がアメリカ空軍だと判断してこの部隊は二人が呼んだ増援だと結論付けたのだが、そのトーリアとキャンベルの二人は、
「空軍機?なんで空軍がここに?しかも第24特別戦術飛行隊だと?空軍のスーパーエース部隊がどうして…?」
「…我々への増援でしょうか…?」
「…海兵隊ならそうかもしれんが空軍だからな…。何をしに来たかは全くわからん。油断するなよ、キャンベル」
「…わかりました、隊長」
と、言って接近してくる空軍所属機達に警戒を強めたのである。
そして空軍所属機達とテイル、それにトーリアとキャンベル達がそれぞれ通信可能な距離まで近付いたところでワイバーン、トーリア機、キャンベル機に通信が入ってきたのであった。
それに三人は通信回線を開いて通信を始めたのである。
それは、
「こちらはアメリカ空軍第24特別戦術飛行隊所属、アレックス・グラント大佐であります。御初に御目にかかります、テイル・フェリアシティ女王陛下。大変に失礼な物言いである事は重々承知の上で発言させていただきますが、どうか武器を御下げ下さい。我々に陛下と交戦する意思はありません」
と、言う物であり、これにテイルは、
「…私は武器を下ろしても良いのですが…あなたのお仲間か部下の方はそうでもないみたいですけど?」
と、言ってトーリア機とキャンベル機に目を向けたのであった。




