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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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ロッキー山脈上空での戦闘 その十四

ワイバーンの右腕を斬り落とされたテイルは、


「くっ!やられた!」


と、言って右腕を斬り落としていったキャンベル機をチラ見すると正面のトーリア機に目線を戻して、


「…ふぅ。おめでとうトーリア。ようやく腕一本獲れたわね?…よっ、と!」


と、トーリアに話し掛けると直後に右中段蹴りを出してトーリア機を追い払おうとしたのである。

この発言と攻撃にトーリアは、


「ちっ、相変わらず良い足癖してやがる!それに腕一本で喜ぶかよ。すぐにバラバラにしてぶっ殺してやるから楽しみに待ってろ」


と、距離を離しながら言い返すとキャンベルに、


「よし、戻れキャンベル。こいつから離れてもう一度同じように仕掛けるぞ!」


と、指示を出したのであった。

これにキャンベルもすぐに、


「了解です、隊長!次はどこを斬り落としますか!?」


と、若干テンション高めに返事をして次の攻撃箇所を尋ねていったのである。

これにトーリアは、


「…お前は嬉しいんだろうが俺はまだまだだ。すぐに戻れ、攻撃を再開させるぞ」


と、話してこの時点ですでに嬉しそうなキャンベルを諌めたのであった。

この発言にキャンベルは、


「…!すいませんでした隊長!すぐに戻ります!」


と、素直に応じると言葉にした通りにすぐにトーリア機の後ろに着いたのである。

そうして二人は、


「よし、いくぞキャンベル!」


「はい、隊長!」


と、言い合って再度ワイバーンへの攻撃を開始したのであった。

これにテイルは、


「軽い魔法攻撃じゃ止まる気配すら無かったからね…。それなら…フルバースト!からのスーパーノヴァ!」


と、言って今度の攻撃には炎属性と光属性の最上級魔法の連発で対抗したのであった。

これにはトーリアとキャンベルも、


「…!別属性の最上級魔法の連発とか…本当にパイロットの方はなんでもありの化け物だな!」


「隊長、このまま進むのは…!」


「少し速度を落とす。その分防御を固める。これで突破するぞ!」


「!わかりました!」


と、話し合って対処しながらワイバーンへの突撃を続けたのである。

この様子にテイルは、


「…突破してきたところにマキシマムフリーズでもぶつけてやろうかな…。…うん、それが良い。そうしよう」


と、決めるとトーリア機とキャンベル機がスーパーノヴァの爆風から出てきた直後に、


「水属性最上級魔法…マキシマムフリーズ!」


と、言って予定通りにトーリアとキャンベルにマキシマムフリーズを直撃させたのである。

これにトーリアとキャンベルは、


「…今度はマキシマムフリーズか…!」


「隊長…!」


「キャンベル、すぐにこの氷をぶっ壊すぞ。最悪テイルの奴が逃げるからな」


「わかりました、隊長!」


と、言ってマキシマムフリーズで発生した氷を壊し始めたのである。

この様子を見ていたテイルは、


「…これでちょっとは時間稼ぎが出来そうだし今のうちに逃げるかなぁ…」


と、呟いたのだが、次の瞬間、ワイバーンのレーダーに複数のマシンアーマノイド反応が表示されたのである。

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