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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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ロッキー山脈上空での戦闘 その九

ファルンを降ろしたテイルはすでに攻撃準備を終えていたトーリアとキャンベルに、


「…もう準備出来てるんでしょ?それじゃ本格的に殺し合いしましょうか?」


と、トーリア機、キャンベル機にレーザーライフルの銃口を向けながら問い掛けたのである。

それにトーリアは、


「殺し合いじゃあねぇな。お前が一方的に殺されるだけだ」


と、テイルに告げるとすぐにキャンベルに、


「行くぞ。ついてこい」


と、声を掛け、それにキャンベルも、


「了解しました隊長。行きましょう」


と、返事をしてワイバーンに向かっていったのである。

そんな二人にテイルは、


「…さてと、この状態でどこまでやれるかはわからないけど、それなりに頑張らせてもらうかな」


と、言うとトーリア機、キャンベル機にレーザーライフルを撃ち始めたのであった。

一方のトーリアとキャンベルは、


「その程度の出力のレーザーじゃこっちの魔導シールドは貫けないんだよ!」


「…わかってないんじゃないですか?」


「かもな!まあいい!行くぞ!」


「はい、隊長!」


と、会話してワイバーンのレーザーライフルを魔導シールドで弾きながらワイバーンに直進していったのである。

これにテイルは、


「ちっ、今のレーザーライフルだと足止めにも牽制にもならないのか。じゃやっぱり魔法か」


と、言うとテイルは、


「最上級…ギガストーム!」


と、言って超巨大竜巻をトーリア機とキャンベル機の目の前に発生させたのである。

これにトーリア達は、


「た、隊長!?」


「落ち着け、魔導シールドを機体全面に最大パワーで展開しろ。その状態で一気に突っ切るぞ」


「わかりました、隊長!」


と、話してその通りに行動したのである。

それにギガストームの反対側にいたテイルは、


「さて、これでどうだろう…?」


と、言ってトーリア達の魔力反応の感知を試して、


「…あー、普通に突っ込んで来てるな…最上級でもこれか…。さぁてどうするかな…」


と、言って考え始めたのだが、そのすぐ後にトーリア機とキャンベル機がギガストームを突破してワイバーンに迫って来た為、テイルは、


「…考えてる暇は無い、か。まあなるようになるか」


と、言ってワイバーンの武器をレーザーライフル二挺からレーザーソード二刀流に持ち変えると突撃してきたトーリア機とキャンベル機が構えていたレーザーソードを受け止めたのであった。

するとテイルはすぐに、


「うおぉぉ、とてもじゃないけど押し返せない!!これ鍔迫り合いも無理だ!常に斬り合ってないとパワー差でボコられる!とりあえず離れろ!」


と、叫ぶとトーリア機とキャンベル機を薙ぎ払うように回し蹴りを繰り出したのである。

それをトーリアとキャンベルは後方に飛び退けるとレーザーソードを構えてワイバーンと対峙したのであった。

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