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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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アメリカ合衆帝国上空 その一

ジェームズがあいつと呼んだ人物への連絡を行っていた頃、テイル達はオハイオ州上空を飛んでいた。

そうしてアーシアがテイルに、


「…ところでテイル、カリフォルニアまで飛ぶのはいいんだけど日本の亡命政府がカリフォルニアのどこにあるかは知ってるの?」


と、尋ねたのである。

これにテイルは、


「…いや、知らないけど…」


と、答えたのである。

この答えにアーシアは、


「こら、目的地を知らずに飛ぶな」


と、ツッコミを入れたのであった。

このツッコミにテイルは、


「目的地はカリフォルニアだよ。とりあえずカリフォルニアまで飛んで、その後の事は到着してから考えましょう」


と、言ってアーシアにこれからの方針を話したのである。

するとこの言葉にアーシアは、


「おい、行き当たりばったりはやめろ」


と、真顔で抗議したのであった。

アーシアのこの抗議にテイルは、


「まあ、カリフォルニアに到着した時点で州都の…サクラメントだったっけ?そこでアメリカ政府のお役人に詳しい説明を聞けばいいとは思ってるから…」


と、言ってアーシアに自身の考えを説明したのである。

これにアーシアは、


「…まあ一応考えてるならそれでいいけどさぁ、ほぼノープランで空を飛ぶのはちょっと勘弁してほしいかな」


と、言ってテイルの考えに対する自身の思いを話したのであった。

そうしたテイルとアーシアの会話を聞いていたファルンが、


「ところでアーシア様、テイル様、このまま休憩をしないでカリフォルニアまで飛ぶのでしょうか?」


と、言ってテイルとアーシアに尋ねたのである。

これにテイルとアーシアはそれぞれに、


「いえ、途中で何度か休憩しようと思っています」


「どうしたの、ファルン、もう疲れちゃった?」


と、言ってファルンに答えたのである。

これにファルンは、


「まだ大丈夫ではありますが、お二人に比べると私は魔力の総数が少ないですから、途中で力尽きるのではないかと心配になってしまいまして…」


と、言って返答をしたのであった。

この答えにテイルは、


「…それなら少しスピードを落としましょうか?」


と、ファルンに尋ねたのだがファルンは、


「いえ、今は少しでも早くカリフォルニアに向かわなければいけない時、スピードはこのままで大丈夫です」


と、言ってテイルに答えたのであった。

この返答にテイルは、


「それならこのままのスピードでカリフォルニアに向かいます。ですから疲れてきたら早めに言ってきてくださいね?すぐに休憩しに降りますから」


と、言ってファルンに伝えたのである。

こうしてテイル達はアメリカ上空をカリフォルニアに向けて横断していったのである。

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