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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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カリフォルニアに向けて

ジェームズの執務室から出たテイルはアーシアとファルンに、


「アメリカ上空を飛ぶ許可は手に入れました。これでのんびりとカリフォルニアに行けるという物です」


と、話したのである。

これにアーシアは、


「それにしてもフラグ回収しちゃってるじゃない?アメリカとの交渉が終わったらリューネルンを迎えに行くって言ってたのに…」


と、テイルに話したのだがテイルは、


「大丈夫、追加されたイベントは全て味方が増えるばっかりの良いイベントで、悪いイベントは一つも起きてないからセーフだよ」


と、言ってアーシアに対して笑顔を見せたのであった。

これにアーシアは、


「…それなら良いけど…。…まあ気を付けてカリフォルニアに行きましょうか」


と、言ってテイルに答えたのであった。

そうしてテイル、アーシア、ファルンの三人はホワイトパレスを出て最寄りのヘリポートに向かうと三人それぞれが、


「出でよワイバーン!」


「出ろ、シルフ!」


「いきます、ジルフェ」


と、言ってマシンアーマノイドを呼び出して乗り込んだのである。

そうしてテイルが、


「それじゃ出発!いざカリフォルニアへ!」


と、言ってワイバーンを発進させたのである。

これにアーシア、ファルンも続いて発進させ、三人はカリフォルニアに向けて飛び立っていったのであった。

こうしてテイル達が出発したのを見届けたジェームズは、


「…行ったか?」


と、側近達に尋ねたのである。

これに側近達は、


「…はい、行きましたね」


と、報告、するとこれを聞いたジェームズは改めて、


「やれやれ、本当にとんでもない女だったな…」


と、言ってさっき話そうとして、テイルが戻ってきた為に話せないでいたテイルとの会談の感想を話し始めたのであった。


「最前線で使い潰される事も魔王軍への攻撃が後回しになる事も予想済みだったらしい。それら全てを受け入れて亡命政府の設立を確実な物にする、ずいぶん無茶な選択をしたものだ」


これに側近達は、


「陛下、感想を述べるのも良いのですが日本にはどのように伝える予定ですか?」


と、尋ねたのである。

これにジェームズは、


「…悩むところだな。テイル女王はもう出発してしまったから急がねばならんのだが…。…もういっその事全部あいつに全て任せるか…?」


と、言って考え込んだのである。

これに側近達が、


「…あいつ?あいつとは…?」


と、言ってジェームズが話したあいつについて尋ねたのだがジェームズは、


「まあ、後でわかるさ」


と、言ってあいつと言った人物に通信を繋ぎ始めたのである。

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