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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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首脳会談前のあれこれ

遅くなりました…。

ごめんなさい…。(土下座)

テイル多元を送っていった側近達とは別にジェームズの元に向かった側近は執務室に入ってジェームズに、


「失礼致します。首脳会談を行う場所なのですがこの執務室で行おうと思っているのですが如何でしょうか?」


と、尋ねたのである。

この問いにジェームズは、


「ああ、構わんよ」


と、言って了承した後、


「…しかしこの資料はなぁ…。どれだけ盛れば気が済むんだ?」


と、言って持っていた資料をヒラヒラと揺らして側近に渡したのである。

その資料を、


「…失礼致します」


と、言って受け取った側近は資料にざっと目を通して、


「…資料に記載されている全ての項目が一つの生命体の事を指している文言とは思えませんな…」


と、言って資料をジェームズに返したのである。

そうして資料を返してもらったジェームズは、


「…まぁそれもこれから会って話してみればわかるだろう。…会談は三十分後、十時ちょうどに始めよう。テイル女王とアーシア王女にもそう伝えてくれたまえ」


と、言って机に置いていたコーヒーを飲んだのであった。

そしてジェームズの言葉を受けた側近が、


「わかりました。それではすぐにお伝えしてきます」


と、言ってテイルとアーシアに会談の正式な開始時間を伝える為に執務室を出ていったのである。

そうして執務室を出た側近はテイルとアーシアを案内した側近に通信を行い、


「…あ、テイル女王とアーシア王女はどこに案内したんだ?」


と、言って尋ね、連れていった側近が、


「寝室にお連れしたよ。それとさっきアーシア王女の御付きのメイドのファルンさんがやって来て案内しておいたから三人いるけど間違いじゃないからな?」


と、言って会談の開始時間を伝えに行く側近に話したのであった。

その言葉に、


「一人増えてるのか。すまん、助かる。それじゃ行ってくるよ」


と、答えて通信を終わらせた側近はすぐに教えてもらった寝室に向かったのである。

そして寝室の前まで来た側近は扉をノックして、


「失礼致します」


と、断りの言葉を入れてから寝室に入ると、


「失礼致します。首脳会談の時間を今から三十分後の十時ちょうどに始めたいとケネディ陛下が話しているのですがテイル女王陛下は受け入れて下さいますでしょうか?」


と、言って、テイルに首脳会談の開始時間について尋ねたのである。

これにテイルは、


「ええ、問題ありません。それでは十時ちょうどにケネディ陛下の執務室に行けばいいのですね?」


と、答えて最終確認を行ったのである。

この質問に側近は、


「はい、その考えで大丈夫です。それではテイル女王、アーシア王女、ファルンさん、失礼致しました」


と、答えて寝室から出ていったのである。

そうしてテイルは、


「三十分後の十時ちょうどって言われたけどもう三十分切ってるね。それじゃアーシア、ファルンさん、ちょっとお願いして良いかな?」


と、言ってアーシアとファルンに首脳会談に向けたある準備を始めたのであった。

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