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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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アメリカの領空にて

それぞれがワイバーンとシルフに搭乗したテイルとアーシア。

そうした中でテイルが、


「それじゃ行くわよ?」


と、アーシアに告げると、


「ゲート起動!」


と、言って魔法を発動させたのである。

するとテイル達の目の前の空間に裂け目が現れ、その裂け目が少しずつ大きくなっていったのである。

そうしてマシンアーマノイドが入れるほどに大きくなったところでテイルが、


「よし、それじゃ行くわよ」


と、言ってワイバーンで空間の裂け目に入っていったのである。

これにアーシアは、


「良いなあ、テイルは…。そんなに好き勝手にゲートを使えて…」


と、言いながらテイルのワイバーンに続いてゲートを通っていったのであった。

そしてゲートを通った二人と二体の姿がアメリカ東海岸寄りの大西洋上に現れたのである。

こうしてアメリカ、ワシントンD.C.に向けて移動を開始した二人は隊列をアーシアのシルフが先頭に立ってテイルのワイバーンを誘導する形でワシントンに向かって飛んでいったのであった。

そうやってしばらく飛んでいた二体の通信が入ってきたのである。


「そこの所属不明機二体!直ちに停止せよ!貴官等はアメリカ帝国の領空を侵犯している!これ以上進むようなら問答無用で撃墜する!直ちに停止し我々に指示に従ってもらう!」


通信機からそのように告げられたのであるがアーシアは、


「私は精霊界宗主国エルヴァンディア王国王女、アーシア・ウインブライトである。この言葉を疑うなら私の機体を精霊界での登録で調べてもらいたい。それですぐにわかるはずです」


と、通信を行ってきた相手に返答したのであった。

この返答に通信相手は、


「エルヴァンディア王国王女!?…わかりました、すぐに照合します!」


と、言ってアーシア搭乗機のシルフを精霊界の登録で調査、すると一発で照合が完了したので通信相手は、


「た、大変失礼を致しました!アーシア殿下はこれからどちらに向かわれるのでしょうか!?」


と、言って謝りながらアーシアの目的地を尋ねたのである。

これにアーシアは、


「ケネディ陛下や国務長官、国務次官には知らせてあるはずですが、本日ケネディ陛下とフェリアシティ王国女王テイル・フェリアシティとの首脳会談が行われる予定になっています。そのテイル女王のエスコート役を務めており、その為目的地はワシントンD.C.となっています」


と、返答したのであった。

この返答に通信相手は、


「は!?…あ、いえ、失礼致しました。それでしたら我々もワシントンまでのエスコートを務めさせていただきたく思います」


と、言ってワイバーンとシルフの周辺に展開し始めていたアメリカ空軍や海軍のマシンアーマノイド部隊がワイバーンとシルフのワシントンまでの先導の始めたのである。

こうしてテイルの初めてのアメリカ上陸は本人が思っていたよりも派手な物になったのであった。

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