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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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アルシアの執務と昼食

遅くなりました…。

ごめんなさい…。(土下座)

ジェームズとの通信首脳会談を終えたアルシアは引き続き執務室で執務を行っていた。

そこへテイル達と魔王軍艦隊の戦闘現場の調査に向かっていたティルダイアとフォルトが戻ってきたのである。


「「陛下、ただいま戻りました」」


「お帰りなさい、ティルダイア団長、フォルト副団長。あなた方二人が帰ってきたという事は調査は終わったのですね?」


二人の挨拶を受けたアルシアがそのように尋ねたのである。

この質問にティルダイアとフォルトは、


「終わりました。…ただ、その…終わったのは終わったのですが…」


「少し報告するのを躊躇する事象が起こっていたのですが…」


と、報告しにくそうに話したのであった。

しかしアルシアは、


「構いません、報告してください」


と、二人に報告するように促したのである。

その言葉を受けた二人は顔を見合わせて頷き、ティルダイアが、


「…わかりました。それでは報告します。戦闘現場の土地なのですが、三年前と同じように数百年間草木の生えない土地に変えられていました」


と、報告したのであった。

これにアルシアは、


「!!…またですか…わかりました、二人とも調査と報告、ありがとうございました。下がって休みなさい」


と、二人に話したのである。

これにティルダイアとフォルトは、


「…わかりました、失礼致します」


「…陛下、無理はなさらないようにお願い致します」


と、言って執務室から出ていったのである。

そうして一人になったアルシアは、


「…無理はするな、ですか…。ですが私はエルヴァンディアの女王なのです。エルヴァンディアの大地を守るのが私の使命…ならばどのような無理でもしてみせましょう」


と、話して決意を固めたのであった。

その後アルシアは昼食直前まで執務を行いこの日の執務を全て終わらせると、侍従長に連絡を入れたのである。


「……侍従長ですか?」


「ええ。如何なされましたか?陛下」


「執務が終わりちょうど良い時間でしたから昼食にしようかと思いまして。すぐに食べるようにしても大丈夫でしょうか?」


「ああ、もうそのような時間ですか。そうですね、今すぐでも問題ありません。とりあえず執務室まで御伺いにあがりましょうか?」


「…ええ、お願いします」


「畏まりました。それではすぐに向かいます。それでは失礼致します」


と、言って侍従長は通信を終わらせたのである。

それから数分後、執務室にやってきた侍従長は、


「失礼致します。陛下、ただいま御伺いにあがりました。入りますよ」


と、言って執務室に入っていったのである。

そして執務室で待っていたアルシアに、


「昼食の準備は出来ています。今日はどちらで御召し上がりになりますか?」


と、アルシアに尋ねたのである。

これにアルシアは、


「…そうですね…今日は私室でいただきましょうか」


と、答えたのである。

これに侍従長は、


「畏まりました。それでは私室に御持ち致します。陛下はお一人で私室に向かわれますか?」


と、言ってアルシアに確認をとったのである。

これにアルシアは、


「…そうですね。一人で向かいますから侍従長は昼食を持ってきてくれますか?」


と、答えたのである。

この返答に侍従長は、


「畏まりました。それではすぐに御持ち致します。それでは失礼致します」


と、言って執務室から出ていったのである。

そんな侍従長に続いて執務室を出たアルシアは一人で私室に向かい、そこで侍従長が運んできた昼食を食べ終えると午後からのテイルとの会談に向かったのであった。

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