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アニマルたちのほのぼの物語  作者: 神通百力


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ハム須田はあの子と回る

 一匹のハムスター――ハム須田は回し車で遊んでいました。ハム須田は回し車が大好きなのです。回し車で遊ぶと心が安らぎました。

 そんなある日、ハム須田はいつものように回し車を全力で回していました。すると飼い主が小さなゲージを持って帰ってきました。ゲージの中にはメスのハムスターが佇んでいたのです。

 飼い主はあの子を小さなゲージから出すと、ハム須田のゲージに入れました。あの子はにっこりと微笑んでハム須田に話しかけてきました。ハム須田はドギマギしつつも、あの子と会話しました。

 それからというもの、ハム須田はあの子と一緒に回し車で遊ぶようになりました。飼い主が優しい表情で見守ってくれることが嬉しくてハム須田は今まで以上に回し車を回すようになったのです。

 一緒に回し車で遊ぶうちにハム須田はあの子のことが好きになりました。飼い主以外で誰かを好きになったのは初めてでした。

 ハム須田は回し車を回しながら、あの子にチラリと視線を向けました。あの子も嬉しそうにハム須田を見つめていました。

 そんな二匹を飼い主は嬉しそうな表情を浮かべて見守っていたのでした。

感想頂けると幸いです。

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