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カラ須はあの子とゴミを漁る
一羽のカラス――カラ須はゴミを漁っていました。
カラ須はゴミの中に果物の芯があるのを見つけます。果物の芯を咥えようとした時、何かが嘴に触れました。それはメスのカラスの嘴でした。
互いに遠慮がちに果物の芯を譲り合っていると、あの子は急に吹き出しました。カラ須も釣られて吹き出してしまいます。果物の芯は二羽で仲良く分けて食べることにしました。
それがきっかけでカラ須はあの子と一緒にゴミを漁るようになりました。一緒にゴミを漁っているうちに、カラ須はあの子のことが好きになりました。こんな気持ちを抱いたことはありませんでした。
カラ須はゴミを漁りながら、あの子を見つめます。あの子もカラ須のことを見つめていました。
しばらく見つめ合っていると、照れくさくなり、カラ須とあの子は同時に吹き出したのでした。
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