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クモ之介はあの子と張り巡らす
一匹のクモ――クモ之介はあの子と一緒に糸を張り巡らしていました。
一週間前に森を歩いていると、クモの巣にかかってしまったのです。あの子が張り巡らせた糸でした。クモ之介は慌てふためきましたが、あの子は助けてくれました。
それがきっかけであの子と会話を交わすようになりました。あの子が張り巡らせた糸を足場にして会話することが多く、とても幸せでした。
クモ之介は一緒に過ごしている内にあの子のことが好きになりました。あの子の側にいたいと思うようになったのです。
クモ之介は糸を張り巡らしながら、じっとあの子を見つめました。
あの子はクモ之介の視線に気づき、優しく微笑むのでした。
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