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黄金世界  作者: 藤田 寛
どちらかの正義
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閑話 スケアム族の生態

 主にウルジス大陸の中部、水の豊富な場所に生息する亜人の一種である。

 黒々とした大きな目と、暗い緑色の体色が特徴。成体の大きさは、ザリアン人の成人男性より一回り小さいとされる。

 スケアムとは、ウルジス共通語で「鱗の人」という意味で、その名の通り全身を鱗が覆っている。


 水の豊富にある場所を好むことから、人と生息域が重なりがちで、争いになることが多い。

 彼らの文明の程度では、金属製の装備を身に着けた正規兵の相手ではないが、非武装の農民などにとっては驚異であることは間違いない。


 亜人研究家として知られるフィルナー博士の著書「亜人の生態」には、「スケアム族の持つ武器に使われている骨、牙、爪、角といったものは、彼らが狩った獲物から得られたものであり、より大きく目立つ武器を持つ個体が、彼らの社会において支配的な存在となっていると考えられる。」とある。

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