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  作者: 口羽龍
第5章 一緒に
109/116

21

 そして、望と直子の結婚式が高松市内で行われた。結婚式では多くの人がやって来た。栄作はもちろん、幼馴染や近所の人、荒谷家、それに直子の家族もやって来た。こんなに多くの人に祝ってもらった。本当に嬉しいな。もっともっと頑張ろうという気持ちになれる。そして、子供を作り、幸せな家庭を築きたいな。


「望、結婚おめでとう!」


 声を書けたのは、俊作だ。俊作は留美と結婚して、幸せな家庭を築いている。自分もこんな幸せな家庭を築けたらいいなと思っている。


「まさか結婚できるとは」


 俊作は驚いていた。本当に結婚できるのかと思ったが、本当に結婚できるとは。やはり、自分と同じうどん職人なんだな。とても気が合いそうだな。


「驚いてるの?」


 望は首をかしげた。どうして結婚できないだろうと持っていたんだろうか?


「うん。失恋したんだもん」

「そうだね」


 確かにそうだ。自分は高校の頃に恋をしたけれど、栄作が育ての父だと知って別れたっけ。それ以来、自分は結婚できないのではと何度も思ったものだ。だが、こうして結婚出来た。本当に嬉しいな。


「だけど、結婚できてよかったね」

「うん。これからどんな生活が待っているんだろう」


 直子はこれからの日々を楽しみにしていた。どんな新婚生活が待っているんだろう。大変な事がいろいろあるかもしれないけれど、2人で乗り越えていこう。それによって、家族の絆はもっと深くなるだろうから。


「わからないけれど、幸せな生活を送ってほしいね」

「うん」


 と、そこに直子の両親と兄がやって来た。みんな、スーツ姿でかっこいい。3人とも、直子の結婚を喜んでいるようだ。しかも、池辺うどんの跡取り候補の望だとは。すごい人と結婚したものだ。


「直子ちゃん、結婚おめでとう!」

「ありがとう!」


 直子は満面の笑みを浮かべた。本当に嬉しいな。私生活も仕事も、もっともっと頑張っていかないと。


「幸せにね!」

「うん!」


 俊介と安奈もやって来た。俊介と安奈もスーツ姿だ。2人のスーツ姿を見るのは、結婚式ぐらいだ。望は見慣れない服装に少し戸惑っている。


「望ちゃん、おめでとう!」

「ありがとう!」


 望は笑みを浮かべた。結婚するって、こんなに素晴らしい事なんだな。これから、この人といい日々を送りたいな。


「結婚できて、本当に嬉しいよ」

「ありがとう」


 みんな、祝福している。こうして人生最高の日を迎えられて、本当に嬉しい。これから2人は夫婦として生きていく。そして、子供に恵まれて幸せな家庭を築いていくだろう。


「2人とも幸せにな!」

「うん!」


 望はみんなの幸せそうな表情を見ていた。彼らはみんな笑っている。みんな祝福しているようだ。この日に至るまで、いろんな事があったけれど、こうして幸せな日を迎える事ができて、本当に嬉しいな。だけど、これからがスタートだ。これから素晴らしい日々を送っていこう。


「どんな困難があっても、2人で乗り越えていこう!」

「うん!」


 と、そこに明日香がやって来た。横には夫の保志がいる。明日香はベビーカーを持っていて、ベビーカーには子供がいる。


「本当に2人とも、おめでとう!」

「ありがとう!」


 望は驚いた。まさか、東京から明日香と夫がやってくるとは。


「あれっ、明日香ちゃんじゃん!」

「お久しぶり!」


 望はベビーカーの子供が気になった。その子供は誰だろう。


「あれっ、この子は?」

「保志さんとの子供。宇宙そらっていうの」


 いい名前だな。きっといい子に育つだろうな。この子の未来に期待したいな。


「いい名前だね」

「ありがとう!」


 ふと、明日香は思った。望はどんな子供を設けるんだろう。男だろうか、それとも女だろうか? 池辺うどんを継がせたいと思っているんだろうか?


「望ちゃんは、どんな子を設けるのかな?」

「わからないけれど、いつかこの店を継げるような子がいいな」


 やはりそうか。池辺うどんを告げる子に育てたいと思っているようだ。栄作思いの優しい子だな。


「いいじゃん!」

「ありがとう!」


 みんな、とても喜んでいる。そして、望は最高の時を迎える事ができた。これから2人で、いろんな事を経験するだろう。そして、いろんな事に直面するだろう。だけど、2人で乗り越えていこう。


「本当におめでとう!」

「ありがとう、みんな!」


 だが、望は気になっている事があった。薫がいないのだ。薫にも来てほしかったんだけど、いないのだ。おそらく、栄作が招待状を送らなかったからだろう。栄作は薫と縁を切っている。だから、絶対に来れないだろう。望は思っていた。どれぐらいしたら、再び薫が栄作と一緒に頑張れるんだろうか? その日はもう来ないんじゃないかな? 薫はずっと東京にいるままなんだろうか? いや、そうであってほしくない。いつか、池辺うどんで一緒に働いてほしい。ここがずっといいに決まっているさ。

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