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66.解決編、その後
私は結論を口にした。
「つまり、ディスプレイの上のスマホ
おそらくKeiさん自作の時計ソフト。
あれがアリバイ工作のための仕掛けだった」
「そうなるね……」
白奈は最後のきんつばを見つめた。
「どうしよう」
「何が?」
「賄賂のきんつば食べちゃった」
「別に賄賂じゃないだろ」
私は呆れる。
「今夜のこと、美咲と唯さんに、LINEしておくよ」
「神奈川県警には?」
「連絡手段がない。
思いっきり管轄外だ」
「だよねぇ」
白奈は腕を組む。
「でも伝えたいなぁ」
「まあな」
すると白奈がニヤリと笑った。
「任せといて」
嫌な予感がした。
◇
神奈川県警
「失礼します」
捜査員が資料を持って部屋へ入る。
「叔母殺しの件ですが」
「どうした」
「特に進展ではないんですが……」
捜査員は苦笑しながらタブレットを差し出した。
「例のYouTube動画に妙なコメントが付きまして」
「コメント?」
「はい」
画面には、つい数分前に投稿されたコメントが表示されていた。
富山西署_渡辺&浜
『動画三十二分で六時間作業って計算合ってなくない?』
『六時間なら三十六分以上になると思うんだけど』
警視が沈黙する。
捜査員も沈黙する。
「……誰だこれ」
「さあ」
「渡辺&浜?」
「プロフィール画像は犬です」
「犬?」
「犬です」
(第七章 完)




